ケララ州フォートコーチで滞在した素敵なお宿、フォート・バンガローのオーナーの名前はジョセフさん。

 

本名なのかは分かりませんが、最初に聞いた時にクリスチャンなの?と訊ねると、そうだというお返事。私たちの部屋の横にはドアを挟んで片方にはガネーシャ、もう一方にはマリア像がありました。
 
 
 
 
素敵な2体のガネーシャと、マリア像。
 
 

 
南インド料理に惹かれてたくさんのレシピを作っていますが、昔からキリスト教徒も多いケララ州の食事情は、菜食のみではなく魚にラム、チキンと動物性の素材も豊富に使ったお料理が特徴的です。
 
ビーチ沿いの小道に入った、ギャラリーと併設されたお洒落なKASHI art cafe にはメニューにビーフステーキがあって驚きました。
 
そのカフェまで散策した道の脇に、美しい牛たちが平和に群れなしているのを見たので余計にですが。
 
 
 
みちばたの広場にたむろするモーたち。
 
 
 
 
インドの街角にはいろんな神さまたちのフィギュアが飾られていますが、コーチはヒンズーの神さまはもちろん、仏陀にキリスト、マリア、マザーテレサなど様々です。
マザーテレサはキリスト教徒だけではなく、インドの人たちにはよく知られているのは間違いないでしょうが。
 
 
 
夜にライトアップされていてちょっと怖いマザーテレサの像。
 
 
フォートコーチはヨーロッパ人が来た歴史があり、通称ダッチパレスと呼ばれるポルトガル人が建てたテンプルがありました。
なぜダッチ(オランダの)と呼ぶのかは知らないのですが、今は資料館になっています。
 
 
 
ダッチパレスの入り口。
 
 
 
中に入ってもどこがお寺なのかよく分からないのですが、敷地内の溜池のある辺りは、どこかヨーロッパの空気感が漂っています。
 
 
 

 

外から見る溜池と、中から見た風景。

 
 
 

この奥にあるウェアハウスのような建物が現在では資料館になっており、インド古代叙事詩「ラーマーヤナ」の素晴らしい壁画があります。

やたらとハヌマーンの登場数が多いのがなんだか可笑しかった。
 
中は写真撮影が禁止でしたが、ヨーロピアンテイストの窓の向こうのインド瓦の屋根が素敵で、おそらくこれがテンプルだったんだろうと思いました。

ずいぶん昔にここから誰かがこの風景を見ていたのだろうと空想にふけっていると、ちょうど雨が降ってきてしばらく雨宿りの静かなひと時。

 
 

 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

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