7月、梅雨明けの夏の始まりでお天気を期待したのですが、曇りがちな空の幕開けとなった週末のアーユルヴェーディック・リトリート。2日目のお昼過ぎには豪雨に見舞われましたが、その数時間後にはお日様が顔を出し、夕食時には美しい夕焼けが空を染めました。
午後のチェックインのため、ウエルカムドリンクを準備中。
スイカのマカトニック。
芦沢さゆり先生の「Sayuri’s Ayurveda☆JoyLife retreat」は、アーユルヴェーダの智恵を日常に落とし込んでいくさゆり先生の哲学を体験するリトリートです。
朝目覚め、タングスクレーパーでの舌の掃除など身を整えて、7時からはアシュタンガ・ハーフプライマリークラス。終了後の9時から軽い朝食を取ったのち、お昼まではゆったり過ごしてランチをとります。
午後はアーユルヴェーダの座学と実践で基本的なアーユルヴェーダの教えと日々それを取り入れるヒントを学んでいきます。
海が目の前のスタジオ。
私は朝・昼・晩の食事担当でしたので、クラスには出られませんでした。さゆり先生のアシスタントをしている美希さんが食事のアシスタントに付いてくれたのですが、初めて会う者同士とは思えないナイスバッテリーを組んでいただき、全ての食事が問題なくできあがり、心の底から感謝しています。
旬のパッションフルーツ、ビーツの酢漬けとハンダマ、アマランサスをあえたサラダ。
初日の夕飯は「沖縄の夜」。ハンダマやゴーヤー、島豆腐など沖縄の素材を使ったお惣菜。沖縄の塩で作った玄米塩麹の魚醤無しのベジ・オイキムチも仕込んでおきました。
ご参加の中にお誕生日の方もいて、ローケーキを用意しようかとさゆり先生と相談もしたのですが、なんせ夏の沖縄ですからナッツたっぷりのローケーキは重たいだろうと。キッシュ用に作った軽いクラストに旬のマンゴーを乗せたタルトをご用意しました。
沖縄の塩で仕込んだ玄米塩麹で漬けたオイキムチ。
美味しくできたのは、韓国人の受講生さん、ミミからいただいた唐辛子のおかげ。
沖縄にいらしたら、ぜひ食べていただきたいイスキアのお握り、
めぇみちの博美さんに握ってもらいました。
スリランカスタイルの沖縄そばのカレーうどん。
カツオの濃い出汁に、ココナッツミルクがよく合う不思議なカレーうどん。
アシストしてくれた美希さんは、リケジョ。化学が専門だったようですが、今は世界中を旅しながら、日本ではアシュタンガのアシスタントなどをして過ごしています。
彼女と仕事をするのはとても楽しかったのですが、流石理系の頭に助けられることもたくさんありました。
フルーツタルトを作る生地は事前に作っていったのですが、18人分に生地を分けないといけないという段階で彼女がとった方法は、総量を測って18等分するというもの。私だったら、生地を引き延ばして目分量で18等分します(笑)。
アーサナクラスの後には、オキシャンティーズの菜さんのクリスタルボウル演奏も。
癒しを求め?群がるみなさま(笑)。
ご参加のみなさまは、さゆり先生の地元関東から、沖縄から、そして新潟からもいらっしゃいましたが、わずか三日のリトリートでとても仲良くなったご様子でした。
2日目のランチは腹減りのみなさまがお昼前にキッチンのテーブルを取り囲む殺気立った雰囲気(笑)で、プレートに盛り付けをお願いすると絶妙のチームプレイであっという間に完了。
そうそう、みんなに助けてもらえばいいんですよね。
ランチはメキシカンプレート。
スパイス・ティーのつくり方は極めて簡単。
ラクにできることから取り入れていくのが、さゆり先生の教え。
フリータイムにフラダンスを踊ってくれたり、ウクレレ弾いてくれたら太陽が出てきたりと、個性豊かなご参加の方々で微笑み溢れるリトリートでした。
雨が上がった砂浜をただ歩き、一列に座って過ごす瞑想の時間。
終わってビーチから手を振るみなさまが、子供のようだった。
最後の夜は、「地中海の夜」としました。
と言っても島豆腐のキッシュやフーチバ(ヨモギ)のジェノベーゼパスタ、スイカとマンゴーのガスパチョ、クミンのヨーグルトサラダやバターナットスクワッシュのベイクがあったりで、無国籍料理の様相でしたけれども。
島豆腐のキッシュ、スプラウツ豆のワダなど、沖縄の素材をたっぷりいただく地中海料理。
フーチバ(ヨモギ)のジェノベーゼはスモーキーな味が特徴的。
スイカとマンゴーのガスパチョ。この時期ならではの美味しい夏のスープ。
私の好きなもの、食べていただきたいものを作ったといった印象です。アーユルヴェーダの食の基本、味覚の種類は心がけましたが。
ご参加のみなさまもう仲良くなっていましたけれど、食事後の自己紹介を兼ねたそれぞれのお話しが素敵で、胸が熱くなることもしばしば。
こんなに素敵な時間にスタッフで参加させていただいたこと、とても嬉しいです。みなさま、またお会いしましょう!
最終日の朝食は、四つのメニューから。
写真はイドゥリとチャツネ、ピタヤ・アサイーボウル。
また、来年。