マイブームで発芽させている、フェヌグリークシード。その素晴らしい効能は"スパイス・ハーブ・アロマ"のエントリで書きましたが(こちら)、ムーング豆(緑豆)のスプラウツも栄養価が高く、しかもお腹に軽い優れものです。

 

最近はスーパーでもブロッコリなど、いろんな種類のスプラウツが売られています。ムーング豆の発芽したものはプティフィーとちゃんと名前がついているほど、インドでは日常的に食されるもののよう。発芽の長さは1~1.5㎝くらい、2㎝になる前に食べます。

 

印度家庭料理研究家の香取薫氏によると、それ以上成長したスプラウツは、すでに成長のためのエネルギーを使い果たしてしまっていると、インドでは考えるようです。

 

 

 

左上がムーング豆、右下がフェヌグリークシードのスプラウツ。

 

 

そのポクポクした食感が美味しいムーング豆のスプラウツは、ビタミンK2を多く含みます。
ビタミンKは1から5までの5種類が知られており、天然のビタミンKは2番のメナキノンで、腸内細菌によってある程度の量は人体内でも合成されるようです。

 

それもその筈、ビタミンK2は血液の凝固と骨代謝に関わる、なかなか無視できないビタミンです。食物では糸引き・挽きわり納豆、ブロッコリー、アワビなどにも多く含まれますが、嬉しいことにムーング豆のスプラウツもたっぷりお持ち。

 

他に鉄分やビタミンCもたくさん含みます。そのまま生で食べても美味しいですが、発芽中の雑菌発生などが気になる場合は、加熱したものを頂きましょう。

 

ということで、フェヌグリークシードのスプラウツと作る簡単な、とっても美味しいカリーをご紹介します。

 

 

☆発芽ムング豆とフェヌグリークシード・スプラウツのカリー☆

【材料】2人分
発芽フェヌグリークシード・・・・・・・・・・3/4カップ
発芽ムーング豆・・・・・・・・・・3/4カップ
玉ねぎ・・・・・・・・・・・・・1個(みじん切り)
完熟トマト・・・・・・・大1個(小2個)
グリーンチリ・・・・・・・・・・・・・1(薄くスライス)
マスタードシード・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
クミンシード・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
アサフェティーダ・・・・・・・・・・・・・少々(なければ省略可)
カレーリーフ・・・・・・ふたつまみ(なければ省略可・乾燥がスパイス専門店で手に入ります)
ターメリック・・・・・・・・・・・・・少々
ガーリック・ジンジャーペースト・・・・・・・・・・・・・大さじ1
レッドチリパウダー・・・・・・・・・・・・・小さじ1/4
塩・・・・・・・・・・・・・適量

【作り方】
1)鍋または深めのフライパンに油を熱し、マスタードシードを入れる。弾けてきたらアサフェティーダとクミンシードを加え、カリーリーフを入れてパリッとするまで炒める。マスタードシードが飛び散るようならいったん蓋をし、落ちついてからクミンシードを加える。
2)玉ねぎを入れ、2、3分炒めたらターメリックを加えてしんなりするまで炒める。
3)グリーンチリ、ガーリック・ジンジャーペーストを入れて火が通ったら塩とレッドチリパウダーを加えてなじませ、刻んだトマトを入れてよく火を通す。

 *濃いめのグレービーにしたい場合は、トマトピューレを足す。
4)ここでゆるいグレービーにしたい場合は3/4カップの水を加えて沸騰させる。
5)スプラウツを全て加え、よく馴染ませながら3分ほど煮る。

 


 

カリーとしても、サラダに添えて食べても美味しい。

辛さを調整してトマト味が好きな子供たちにも。

 

 

とても簡単で美味しいので、ぜひ試してください。スプラウツの作り方は簡単。フェヌグリークの種、ムーング豆とも一晩たっぷりの水に浸水し、水を切って通気性の良い布にくるんでざるに入れ、乾燥させないよう室温に置きます。

 

沖縄ではあっという間に発芽しますが、お住まいの環境で様子を見てください。

あまりたくさんだと、中心の豆や種子まで空気が届かないため、腐ってしまうかも知れないので要注意。心配ならたまに振ってもいいでしょう。

 

 

 

フェヌグリークの発芽。

昔は染色にも使われたように、水分を含むと黄色い色が染み出てきます。

染めたくない手ぬぐいなどはご注意を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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