沖縄はまだ夏でございます。
前回の"酷暑の沖縄、ローフードの夏。【おやつ編】"でも書きましたが、連日30度越えの夏は沖縄8年目にして初めてです。
東京やNYの夏よりずっと過ごしやすいと思っていましたが、日中の暑さに加えて陽が落ちてからもねっとりと寝苦しい夜が続く今年の夏は、地元で生まれて育った沖縄の人たちも驚いているようです。
夏バテしないように、と食事に気を使っていますがあまり量が入らず、やはりこれだけ暑いと食事もインド・スリランカ料理や、ローフードをいただきたいのです。
毎夏繰り返し作る超簡単なローフードは、スイカのガスパチョです。基本はパプリカ、オニオン(あれば紫玉ねぎ)、胡瓜などをスイカと、オリーブオイルを加えて塩 + クミンパウダー + その時のチョイスのビネガー(アップルサイダー・ビネガー、リンゴ酢、バルサミコなど)をが~っと撹拌します。
それに今年は豊作で手に入りやすかったマンゴーをよく入れました。
ガーリックも生で入れちゃいますが、それにマンゴーが入っても意外に平気、お美味しいです。以前ビーガン・ローフードシェフのダニエル氏のWSに参加した時に、苺のガスパチョにガーリックが入るのを見て驚いた私ですが。
基本のスイカのガスパチョ。
夏真っ盛りは玄米や蕎麦以外の麺類が重たく感じるので、
ほとんどグルテンフリーの炊いたフリーカといただくのが好み。
午後2クラスが控えている時など、しっかり食べておきたいランチにはキノアやアマランサスと炊いたフリーカを食べます。グルテンがほとんどないフリーカは少量で満足する、腹持ちもいい優れもの。
何より食後の疲労感や眠くなったりがなく、暑いなか集中力も持続します。
そのまま食べたり、サランチョやバジルのペストをあえてリゾット風にしたりと、飽きない工夫も楽しいです。
フリーカに関しては以前のエントリに少し詳しく書いていますので、ご興味ある方はどうぞご参考に(こちら)。
食後にちょっと甘いものが欲しい場合は、ナッツミルクのチアポリッジに
マンゴーなどの果物をトッピングすると満腹なデザートに。
どうしても軽いものしか入らない、という時はズッキーニや胡瓜、大根などを線状におろしたスパゲティに、非加熱のパスタソース、スープもアーモンドミルクで撹拌する非加熱スープ、といった日もあります。
その場合はオリーブオイルやアボカドなど良質のオイルと、必須アミノ酸を含むナッツ類をしっかり摂るようにしています。
ある日の全て非加熱ローフード・ランチ。
かつてはハードコアなローフーディストも多い私の友人たちも、最近はディハイドレーターを使ったローフードは作らない、と口々に話しているのですが、実は私の今年の夏は、ディハイドレーターをフル稼働しています。
ナッツミルクを作った後に絞りかすであるナッツパルプができるので、それを乾燥させてナッツフラワーにしておきます。
それでクッキーやケーキなど、軽く仕上がる夏向きのスィーツを作ると、おやつ編(こちら)で書きましたが、塩系のおやつ、というかワインなどのおつまみ作りにも活躍します。
何かチーズな感じのものが食したい時に簡単に作るのは、酒粕とアーモンドフラワー、ニュートリショナルイーストにオリーブオイルを加えてしっかり混ぜた後、ただ乾燥させるもの。スティック状にしてチーズ風味なスナックになります。
ワインによく合うナッツパルプのチーズ・スティック。
ズッキーニとフラックスシードを混ぜたシンプルなラップは、ディハイドレーターでシートを作り、ほどよい大きさにカットしていろいろなものを巻いて食べます。
フリルレタスやヤングケールを敷いて、青菜が無くなる沖縄の助っ人、アマランサスの葉とムーング豆を煮込んだマサラや、アボカドとレタス、それにカシューナッツのサワークリームをトッピングしたり、なんにでもよく合うのです。
和風でも、洋風の素材どちらにもでもしっくり合う、シンプルなラップ。
マンゴーもラップ用のシートに乾燥します。生春巻きの皮のように使っても美味しい。
マンゴーシートとズッキーニラップとの.ダブルラップもいけます。お腹をしっかり満たしたい時はテンペなどを挟みました。
ラップにするとするする食べられるのが不思議なのですが、ナッツの量もしっかりあるし、ちゃんとした食事です。
テンペも大豆の塊なので、とても重たく感じる時があります。その場合はカシューなどの大豆以外の素材で"テンペ"を作るのですが、それはまた次回レポートいたします。
私はヴァータ・ピッタなので、乾燥した食物を摂りすぎるのは良くない、のが基本ですが、こういったディハイドレイトしたローフードを食す時には、やはり良質の油を摂取することでバランスをとるように心がけています。
アボカド挟んだだけで、しっとり美味しいんです。
今のところ、この酷暑の沖縄をサバイヴ中。。。