寒い~!!ですね。
沖縄でもここ数日は12~14℃。真冬の気温です。
消化力が落ちているというお話し、この頃よく耳にするのですが、かく言う私もそう。
厳しい気候が続く昨今、アーユルヴェーダでも最重要のアグニ、消化の力をぜひぜひ上げていきましょう。
今日のお昼は、自己流火鍋、薬膳鍋を作りました。八角、なつめ、シナモン、クコの実、生姜にガーリック、粒黒コショウと、スパイス・ヘブン。そこへ発酵米味噌を加えて野菜とキノコをどっさりぐつぐつ、身体に沁みる幸せな食事です。
この寒いのによくもまぁ、と私は思いますが、朝早くからウィンドサーフィンに出かけていたパートナーも、冷えた体が温まった様子で何より。
脂肪を燃焼させる働きはあるけれど、唐辛子のような辛いものが消化力を上げるわけではありません。動物性食物、ナッツ類、キノコといった重性のものは日中に、分解・吸収をスムーズに行うもの、軽性のものは務めて夕食に採るなど、自分の体をアグニが活性化しやすいように持っていくのが大事です。
ちなみに体を温める黒コショウの粒は、頼もしい整腸剤です。インドのお母さんたちは、お腹を壊した子供たちにガリガリかじるように、渡すそうです。
消化力向上を促そうと、数日前に作ったのはビーツと根菜のルビースープ。大好きな香取薫先生のレシピです。
ビーツ、人参、大根、グリーン・アスパラガス、ショウガとガーリックをご覧のスパイスでコトコト、もしくは圧力鍋でじっくり煮出します。
仕上げはギーとクミンシードのタルカで、至福のスープの出来上がり。ギーは動物性の油ですが、体内で完全に燃焼しますので、今の寒い時期ヴァータが上がっている場合はギーでのタルカもお勧めします。
色が好きです。野菜とスパイスの絵画のような美しさ。
そしてタルカ。これで、魔法のように美味しくなる。