フリーカ、またはフリーケとも表記されます。キヌアなどの栄養価の高いスーパーグレインと呼ばれる穀物の一つです。

Freekehと異国情緒的なスペリングですが、なるほど原産地は中東で、地中海・中東エリアで紀元前から食されてきたようです。

 

塩野七生氏の『ローマ人の物語』に詳しいですが、その昔ローマ帝国では国民に小麦を支給していました。古代小麦は、いま生産されているものよりも格段にグルテンが少なかったようですが、先人達の食生活に興味が湧きます。

昨今私たちの時代では、小麦摂取を控えてアレルギーの改善が見られたり、ダイエットに成功したり、そもそも小麦アレルギーが増えていたりで、グルテンフリー食事法の効力が注目されていますね。

 

小麦を止めると体調が良くなった、という話もよく聞きますが、私の周りにもしばらく小麦を控えて、それまで口に入れると口内が荒れてしまう、生のトマトなどが食べられるようになったといった、劇的変化を経験した友人がいます。パスタやピザが大好きな人なので、ほんとうによく頑張ったなと思います。

 

体内に入ると血糖値を上げ、脂肪を溜め込みやすくするグルテンですが、フリーカは小麦が熟成してグルテンを形成する前の、青麦を収穫してローストしたものです。よって小麦に比べてグルテンが格段に少ない低GI値食品です。

 

元々中近東・地中海料理が好きで、NYでは美味しいファラフェルやタブリサラダを日常的に食べていましたが、フリーカを知ったのは最近です。

キヌアと同じように水炊きで簡単に調理できるというので、塩を少々加えてストウブで炊いてみたら、美味しそうな蟹穴ができていました。

 

 

 

 

そのまま食べてみると、ローストしてあるゆえなのかコクがあります。カレーと合わせると美味しいよ、とおススメされたのですが、そのままサラダやナッツといただくので充分な美味しさです。好みのオイルを少量垂らしてもいいですね!

 

うちはパンはあまり食べませんが、沖縄そばやラーメン、パスタが好きなパートナーの小麦消費量が多いので、蕎麦、ビーフン、ライススパゲティ、ケルプヌードルなど麺類大好きなパートナーが満足して食べてくれるよう、小麦に代わる料理を工夫しています。

 

フリーカはパートナーが旅行で不在中に試しました。というのは、私が美味しいと思うキヌアやタブリサラダに使うブルグルやクスクス、南瓜や向日葵の種なども、パートナーにとっては「鳥の餌?」な反応。

玄米も好みでないパートナーはおそらく全粒穀物も苦手だろうと思われます。

 

高たんぱくで低GI値、その上ミネラルと食物繊維が豊富というスーパーフードでありますが、なによりフリーカ美味しいので、パートナーにも美味しく食べてもらいたい。

ちょっとメニューを工夫してみようと思っています。

 

 

 

 

シンプルにサツマイモと林檎のターメリックサラダと、アボカドを添えて。

アーモンドスライスとクコの実の甘みが、コクのあるフリーカの味によく合います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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