今月は「食事瞑想」を28日の土曜日に予定していますが、沈黙の数時間の中で行う呼吸法・誘導瞑想・食事、というと少し敷居が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

瞑想は改まって座り、静けさの中で意識を呼吸や体の感覚に集中しなくとも、日常の中で行うことができます。そしてその普段の時間の中でする瞑想が繰り返され、身につくことで心のありようが変わっていきます。

意識が外に向きがち。自分がどう見え、人にどう思われるか、などが気になる。
周りでおこっている物事や人を、無意識のうちに「好き」と「嫌い」の感情に結び付けている。
もう終わってしまったことや、まだ起こっていないことを気に病んでいる。

こういったことは全てストレスや苦しみを生みだします。その時起きていることは、「いま、ここ」に自分の命と共にいるのではありません。
自分以外の誰かを自分の心に住まわせたり、クセになっている思考パターンに引きずられてあるがままの事象を受けとらない、あるいはどうにもならないことに執着したりしています。

食器を洗ったり、車や電車で移動したりといった、つい音楽などかけたりといった別のことと併用したくなる”楽しくない時間”こそ、その行為そのものに心を寄せて瞑想的に過ごすよい時間です。

私が最近ウォーキングをしながらしていることのひとつですが、足首、むこうずね、膝、股関節、とボディスキャニングしながら、身体に感謝して歩きます。動いてくれる両脚に、代わる代わるありがとうと言いながら。

そうして戻ってきてお楽しみのアサイーボウルをいただいていたある時、からだの様子がとても鮮明に感じられ、体内から命が溢れるような感覚が起こりました。
私は長年自分のからだをないがしろにしてきたので、身体が喜んでくれたのかも知れません。

そういった「いま、ここ」にいる覚醒した身体感覚は、とても気持ちのいいものです。

毎日のことである食事も、瞑想的に過ごせる時間。テレビを消して、雑誌やコンピュータも閉じて。一緒にいて快適だと感じる人と、またはお一人で、落ち着いた心と環境で食事に注意を向けて食べることが大切です。
誰かと一緒なら、あまりおしゃべりをせずに、食事に集中します。

音や音楽があったほうがお好きでしたら、感情を過度に刺激しないもの、静かな時間を邪魔しないようなものをかけてもいいと思います。ご自分が快適だと感じられる環境を整えて、食事の時間を過ごしてみましょう。毎回とはいかないでも。

命と親密になる食事の時間を持てたら、何かの気づきが、きっとあるはず。


SM25



「食事瞑想」とは、瞑想を、日常である食事として体験することです。

言葉を発しない沈黙の中、呼吸法を練習し、エネルギーの密集する場所であるチャクラを意識するなど、いくつかの誘導瞑想ののち、そのままゆっくりと長い時間をかけて食事をします。食物に感謝し、その色や形、味をあじわいながら一口一口時間をかけて咀嚼します。

それは精神と感覚が立ち上がり、意識と時間が解け合う、まさに瞑想的な食事となります。

いのちの栄養は、良い睡眠とおいしい食事、そして純粋意識(自己治癒力や免疫力などの自然知性をもたらすもの)を体験する瞑想です。日常生活の中のある日の食事を、自分を見つめ直す瞑想の時間としてみてはいかがでしょう。

オーガニックの贅沢な素材で作られた、リマクッキングスクール沖縄校校長、長嶺弘子先生のおいしいお食事。

マインドフルネスの数時間を、ガイドいたします。


食事瞑想
●場所 bio cafe 清流舎 沖縄県読谷村古堅851
●日にち 5月28日(土曜日) 10:30~13:30
●参加費 4000円 ●完全予約制

*二日前までにご予約ください。
OkiShanti : 080-4363-6464 okishanti@gmail.com 

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