東京から戻る前日は、ヨーガクラスを3本受講。予定では4本でしたが、しんのすけ先生の早朝マイソールには間に合わず。最後はお師匠の「RAJA上級」クラスでしたが、翌日背中が筋肉痛になっていました。

オキシャンティの「瞑想ラージャ」に参加している受講生さんたちには、ラージャクラスで筋肉痛?と思われる方もいるかもしれませんが、お師匠のクラスは後半ヨガニドラではなく、肩関節や股関節、肩甲骨周辺をじっくり緩めて開いていくアーサナをとっていきます。
あぁ、そういえば前回も肩関節しっかり開いたな、と思い出しました。肩関節、肩甲骨周りを動かすという事は胸を開くことでもあるので、筋肉痛でも疲労感はないのです。苦手な後屈、もっとしないといけないなと反省しました。

ヨーガ講師という仕事上人の体に触ることもあり(ポリシーで触らない先生もいます)、解剖学には高い関心がありますが、およそ200個の骨に400以上もの筋肉、それに加えて神経、内臓、血管、皮膚、などを教科書の最初から学んでいく、などということはおよそできません。
アーサナで使われる筋肉や関節を憶えていったり、受講生さんたちを含む周りにいる人たちの、不調を抱えている場所の解消方法を探るために、など関心事と結びつけながら、少しづつ学んでいます。


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笑顔を絶やさないクラストーク。キャシー・ルイーズ先生はとっても可愛らしい方です。


今年はキャシー・ルイーズ先生のアジャストメント講座に、ラッキーなことに2度参加できましたが、講座には実践あるのみ、というアシュタンギらしい"Hands-on Adjustments"という名前がついています。
今回は上級クラスを受講しましたが、逆転、アームバランスなどの中・上級者向けポーズのアジャストメントの他に、妊娠中や可動域が狭い受講生さんへの安全で効果的なアプローチ、そして脊椎側彎症への対処も学びました。
WSの様子はヨガジェネのサイトで紹介されているので、こちらからご覧ください。

講座の中でしてくれる話の中で、"間違いに気づいたらそれを改めることを恐れない"というのがありました。キャシー先生は、長年チャトランガのやり方が間違っている、と周りの何人かに指摘されていたそうです。師匠のひとりでもあるディビッド・スワンソン氏や旦那さまにも忠告を受けていましたが、問題ないと言い張り続けてその結果、ローテーターカフを痛めてしまったのです。

ローテーターカフ/回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)は肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋からなる、肩関節のインナーマッスルです。頻繁に腕の可動を繰り返すと摩耗で炎症を起こすので、アシュタンガのプラクティスを長年してきたキャシー先生には、大きな影響があったでしょう。最近は省略化されていますが、初期のアシュタンガはチャトランガ・ヴィンヤサが全てのアーサナに入るので、今よりももっと肩関節に負担がかかります。

彼女は怪我をしてから、自分のスタジオに通う人たち全てに、今まで教えたチャトランガのやり方は修正して、と話したそうです。

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2度のWS参加で、多くを学びました。ハワイに行きたくもなったし(笑)。


解剖学を知らなくともヨーガはできます。ですが、身体の仕組みを知るとアーサナを多面的に見るようになり、また自分にかかる負荷を、怪我をしないようコントロールするようになります。骨の付き方や関節の形など、人によって違うことをしっかり意識しすると、アジャストメントも方法はひとつではありません。

キャシー先生の"Hands-on/実践"のことばの重みがよく解ります。











オキシャンティのサイトHPはこちらから。

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