浜比嘉島へ。

お盆最終日。前から訪れてみたかった、浜比嘉島へドライブに。琉球開闢にまつわる伝説の地のひとつですが、沖縄のパワースポットに入るのは慎重にしていることもあり、来沖５年目で初めて、あの橋を渡りました。

まずは向かって右手、「浜」側にハンドルを切って昔ながらの村落を通り、行き止まりのビーチへ。
「お盆中は、海に入ったらダメさぁ～」という沖縄の教えゆえか、砂浜で遊んでいる人たちはほとんどいません。いつもはにぎわっている途中の海中道路も同じでした。

静かで、心地良い海。蝉の声も穏やかでした。

逆さまになって対岸を見ていると、海と空がひっくり返った楽しい感覚。またしよう！

そして「比嘉」側へゆるゆるドライブしていると、"シルミチュー"はこちら、のサインがあちこちに立っています。国造りを命ぜられ、琉球の島に降りてきたと伝えられているふたりの神さま、アマミチュー（アマミキヨ）とシルミチュー(シネリキヨ)が住んでいた場所とのこと。

漁港を過ぎた駐車場に車を置いて、森に入りました。少し歩くと、大きな枝を生やした明るい色の太い幹が、驚くほど引き立っているデイゴの巨木が見えます。前に一度、沖縄市高原の人気のレストランの庭でかなり大きなデイゴの木を見ましたが、浜比嘉島のこれほど大きなものを見たのは初めてです。

その先、鳥居が立っているシネリキヨとアマミキヨの居住跡の洞窟に向かうのですが、鳥居があることへの違和感と、その美しい大木から先、空気が明らかに違うのとで、少し緊張しました。

神気が香ります。傾いた長い階段を登りました。

参道から降りて改めて眺めると、ただただ美しいその大きな木。

樹齢何年なのかも想像できません。こんなに素晴らしい樹木が生きている場所へ、車で30分です。自然のエナジーをダイレクトに感じられるこの空間。沖縄で暮らすハピネスのひとつ、また増えました。

明けて今夜は、今年で一番大きなスーパームーン。
ENJOY THE SUPER MOON.

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