夕方6時29分に魚座で満月になります。

ノーベル物理学受賞者のアメリカ人、ロバート・ミリカンの言葉です。
「わたしは物体間に働くすべてを知っているわけではないが、しかしもし人間が惑星、太陽、月によって影響されていないというなら、この地球上で人間だけが星の影響を受けない唯一のものになるということは分かる」。

夏の初めに伊計島にスーパームーンを見に行った時、産卵に向かう蟹たちを見て同じような事を感じました。

人間は以前はもっと、月に近づいていた。巨石で作られたストーンサークルは、天文観測装置だということが分かっています。古代バビロニア人たちは、地球は夜の女王である月の子供であり、その影響下にあると考えていました。中世の図版には、月と女性の子宮や性器との繋がりを示しているものが多いそうです。
日本では月読命がいらっしゃいます。夜の神ですが、古い伝承を集めた日本書紀では、海を治めることを命じている記述もあるようです。古代の日本人たちが、月と潮の満ち引きの関係に気が付いていた、と想像できます。


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以前月星座、ムーン・サインについてちょっと書きましたが、占星術は元々は太陽ではなく、月が主要な位置を占めていました。一年のうちで12回しか星座を変えない太陽よりも、2日半ごとに動く月の位置が多くを語ってくれるのでは、とも思います。

新月からひと月が始まるという、月の軌道に合わせた旧暦は自然にかなっていて、旧暦の催事が多い沖縄に暮らしていると、自然回帰を促されて気づきが増します。

そこかしこに佇む神やスピリットの存在が、ごく自然のものだと感じるのです。





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