夏に Studio Shanti の平賀恭子先生をお迎えして開催した[食と命を考える、ヨーガな2Day WS」、Day2はメディカル・ヨガでした.。レポートのタイミングを逃しましたが、写真を2点だけアップします。
恭子先生の誘導で全身をほぐした後は、bio cafe 清流舎の弘子先生のマクロビオティック X オキシャンティ担当ローフードのお食事とデザートです。ナッツチーズや非加熱のグリルなどを初めて食べた方も多く、サプライズな2日間、ご参加のみなさまにはとても充実していたとのお言葉をたくさんいただきました。Day1のレポートはこちらです。


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Day2の様子。初日にすっかり恭子先生のファンになった方々は、最前列に陣取っています(笑)。


ヨーガ療法士養成講座、YIC沖縄に通っているので、メディカル・ヨガもとても関心があります。平賀先生が昨年バージニア州でプログラムに参加した、ティモシー・マッコール氏は医学博士であり、ヨガのインストラクターでもあります。恭子先生は2015年に東京へお招きして、一週間の講座開催を予定していますが(その際は沖縄にもお呼びすべし!とも言われています)、著書の「YOGA AS MEDICINE/ヨガの処方箋」を読みはじめました。

「Nasal Cycle/鼻周期」を知っていますか?動物は、人間も含めてある一定の周期で方鼻を交互に使って呼吸しています。体内に入る空気の温度を一定にするホメオスタシス、恒常性を保つための自律神経の働きのようですが、両鼻穴で呼吸しているのではないのです。私は今回初めて知りましたが、ネットでヒットしてみても、10年以上前から話されていたことのようです。NHK教育の「ピタゴラスイッチ」という番組で取り上げられていた、との記述もありました。具体的にどんなメカニズムなのかを知りたい方は、ネット上でも面白い情報が公開されています。

ヨーガのさまざまな呼吸法、プラーナーヤーマに方鼻呼吸があります。左右脳の酸素の量を揃え、心身を目覚めさせる呼吸法の一つで、左の鼻から入る月の陰のエネルギーと、右からの太陽の陽のエネルギーのバランスを整えます。オキシャンティのクラスでも、両方の鼻孔を指で開閉しながら、またはイメージで行なう方法、などで実践していますが、「YOGA AS MEDICINE/ヨガの処方箋」では左右それぞれの鼻から吸った場合の科学的調査の違いを表示しています。
右の鼻腔による呼吸ー交感神経を刺激する。左の鼻腔による呼吸ー血糖値を下げる。

このようなエビデンス、ヨーガに対しての科学的なデータはとても面白いのですが、それに加えてこの項目の導入部分の文章に納得しました。

 鋭い感覚を持っていた古代のヨギたちは、現代の科学者が鼻周期と呼んでいる現象に気づいていた。

こころとからだの関係を洞察してきたヨーガ行者たち。呼吸の自然なシステムに気づかないわけはありませんね。
そしてもうひとつ鼻周期に関して書かれたもので面白いと思ったのは、仰向けで横になるヨーガのプラクティスの最後のポーズ、シャバーサナです。一般的に右に体を倒して起き上がるように誘導する場合が多いのですが、そうすると左の鼻からの呼吸が促され、よって副交感神経が刺激されてリラックス・モードが高まる効果がある、ということです。
オキシャンティでは、夜のクラスはみなさま右側へ、昼のクラスではどちらか一方お好きな方へ転がっていただいています。右に倒れた方には体の左側が上を向いているので、月の癒しのエネルギーを、左に傾いた方には太陽の生命力を全身に浴びていきます、と申しています。

日本語版を監修したルナワークスの岡部さんもあとがきで書いていますが、警戒心無く読める柔らかな文体でとても解りやすい。読み進むのが楽しみです。 




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