2回目の食事瞑想。ここ数日寒さの続く沖縄ですが、久しぶりにお日さまの日差しが明るい土曜日の午前中でした。ご参加されましたみなさま、素敵なお時間をご一緒いただきまして、どうもありがとうございます。

bio cafe 清流舎 のドアを入ったらお食事が終わるまで無言です。前回に引き続き、横隔膜と体幹を使って骨盤底まで末広がりに空気を入れてゆく腹式呼吸から始めました。
普段は自律神経が無意識におこなっている吸う息、吐く息を意識して、呼吸筋の中でも呼吸のための動きの70%を担っている横隔膜をしっかり使ってリラックスモードである副交感神経を刺激していきます。

呼吸の練習後、まずは吸う息、吐く息の長さをカウントしてくヴリッティ呼吸をしながら瞑想に入ってゆきます。吐く息を少しづつ長く伸ばしていきました。その後イメージの肩鼻呼吸、ソーハムのマントラを体の中に響かせながら呼吸とマントラを一体化してゆき、ボディスキャニングで全身に意識を向けてからチャクラ調整。75分ほどの瞑想を終えて、お食事に移りました。
最前列で脚を崩さないように我慢されていたりと、今回脚がきつかった方が多かったようで、最初にお楽な姿勢で座っていただくように言うべきだったと反省いたしました。座り慣れていないと辛いですよね。次回は座布を用意するなど考えます。

OkiShanti 沖縄、ヨーガ。-NSfood2

玄米ごはん(ごま塩、たくあん)、のりともちとうもろこしの吸い物柚風味、ビーツ団子と三色人参の里芋すりながし椀


さてお食事ですが、長嶺弘子先生今回はインスピレーションが溢れ出てきたとおっしゃっていました春の小鉢が美しい三品+たくあんのお漬物です。

OkiShanti 沖縄、ヨーガ。-haruKobachi
写真ではうまく色が出ていないのですが、素揚げした蓮根の下に、ビーツで色付けした鮮やかな桃色のお餅が座っています。餡の中身はさつま芋。それを囲むように黄色、オレンジ色、そして紫色の桜の形に型抜きした3色の人参です。紫の人参を頂いたのは初めてです。マクロビオティックでは人参は陽性の野菜ですが、紫色は極陰。おもしろいですね!
沖縄はもう桜が咲きますから、まさしく旬の春の小鉢。お味ももちろん美味しいですが、華やかで眼にも美味しい素敵なお料理でした。お餅や根菜、コンニャクも入って擂った里芋の下には蒸した大根が隠れています。瞑想後に繊細になっている五感を様々な食感で際立たせようという弘子先生のお心づくしです。

背もたれにはもたれずに、椅子に浅く腰掛けて一時間ほどかけて頂きました。3品とはいえ、ボリュームたっぷりで時間内ではみなさん食べきれず、お腹もいっぱいになりましたので、一旦感想を話し合う時間を挟んでその後はおしゃべりしながら頂きました。
OkiShanti 沖縄、ヨーガ。-review

以前新年瞑想にご参加していただいたり、スタジオの瞑想ラージャのクラスの常連受講生の方もいらっしゃいましたが、食事瞑想はみなさん始めてのご経験。様々な感想が出ました。
まずは味覚の敏感さ。素材それぞれの味が濃厚に感じられる。
普段の食事ではほとんど箸を置くことなく、早食いをしているのだと実感。

OkiShanti 沖縄、ヨーガ。-MD2

食物への感謝のみならず、またそれが自分の口に入るまでに想いを馳せたのは初めて。
うちに向いてくる意識を感じて自分をもっと大切にしなければという思いが湧いてきた。
初めての経験で、食事をしながら楽しくなってきた。

瞑想では前回ご参加の方同様に体の部分部分に意識を向けていくボディスキャンで体がポカポカしてきたとおっしゃる方、またご自分の体のどこが調子が悪いのか解った方もいらっしゃいました。
こういったご感想をうかがっていると、やはり体は頭より賢いのだと納得します。そして殆んどのことは自分が知っていることなのだと思います。

さまざまな気づきを与えてくれる瞑想は、いのちの栄養。みなさまが柔らのこころで過ごされますように。
今週も、ハッピーでピースにいきましょう。



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