伝統的なアサナをゆっくりと取っていくのも、流れるようにアサナを連続させるパワーヨーガも、体を動かすヨーガは全てハタヨーガというスタイルに属します。王様という意味であるラージャという名前のラージャ・ヨーガは、座禅のように安定した姿勢と呼吸で瞑想を深める、動きの全くない静の心理的ヨーガです。

赤根彰子 先生の「こころのヨーガ」は、4章84項目のそれぞれ短いですがわかりやすくて温かい文章が、ヨーガの叡智を教えてくれる素敵な本です。ヨーガ的に生きて、平和で幸せであるためのアイディアと教えが、最初の章では青系で統一された色調が、だんだん明るくなっていくシンプルな挿絵とともに語られます。

なんとなく気持ちが落ち着かなかったり、否定的になったりしているとランダムにページを開きます。

OkiShanti 沖縄、ヨーガ。-CocoroYoga

最初の章「閉じた心の扉を開く」では、さまざまな問題に苦しんでいる状態から抜け出るための対処方がいろいろと書かれています。”10 回避できるのは未来の苦しみです”では、今日の自分は昨日までの結果で、過去を原因としての今日の苦しみは変えられないけれど、今現在からの結果としての明日の苦しみは回避できる、と教えてくれます。だから今日、今この瞬間がとても大切なのだと。

第二章「心地よい日々のために」の”39 自分自身を受け入れてにっこりする”にはこんな文章があります。

目を閉じて自分自身ににっこりしてみます。自分自身に心の底からにっこりする、微笑むためには自分自身を受け入れている必要があります。自分を今のまま、ありのままの状態で受け入れている状態です。自分自身に微笑むと心がゆるみます。緊張がほどけ、ホッとします。

さて、ご自身ににっこりできますか?にっこりしてあげたいですね。自分自身にやさしくしてあげる時間を、忘れないようにしたいものです。


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