足が不自由で

介護が必要な高齢女性が昔を語る

 

戦争中の両親の姿

 

 

 

彼女の父親は

県庁に勤めていたので

戦地に行く事は無く

 

戦時中の父親は

赤紙を配達するのが仕事だったそうです

 

 

明けても暮れても

召集令状を配達するというのは

とても心に負担を感じていたようで

 

娘心に

父親の辛さを察知していたそうです

 

 

_________________

 

 

 

 

質屋通いで

生活を切り盛りしていた母親を

そばで見ていたそうです

 

 

 

子供たちに心配させまいと

明るく振る舞う母親でしたが

 

質に出すものが底をつき

ついに

母親の布団を質に出してしまったのが

 

冬の寒い時期だったそうです

 

 

母親が

蚊帳を掛け布団代わりにしていたのを見て

胸が締め付けられるようだったと

私に話てくれました