初日なので2本立てです


今回は僕が施術に入る時の心構えについて少し語ろうかと思います。(書き終わって気づいたけど少しどころじゃない)
とある先生は語ります。
「自分の施術(商品)に対して自信を持たないといけない。自信の無い施術をするのはお客様に対して失礼な行為だ」と。
更に別の先生はこうも語ります。
「自分の施術(商品)に対して疑問を持つべきだ」と。

どっちも正しいことを言っているような気がしますが、反対の事を言ってますよね。
1人は自信持ってやれと。1人は自分の施術が正しいのか疑問持ってやれと。
僕はこの2人の考えを本っ当に大事にしています。

僕が施術に入る時は自信に満ち溢れています。
今の自分が最高だ!!お客様もラッキーだぜぃ!!
さすがにそこまでは思っていませんが、今の自分は最高の自分だと思って入ります。
お客様の身体を触り、施術の工程を組み立てていく中でもうひとつの考えがひょっこり顔を覗かせます。


この工程が本当にベストか?

もっといい組み立てがあるんじゃないか?


そこで1回しっかり考えます。
もちろんお客様の身体は触りながらですよ。
お客様の状態をもう一度しっかり触り自分の今回の方針について自信を持てるように再びしっかり触っていきます。
そこでちゃんと、これでいける!と思ったら細かい施術に入っていきます。
もしそう思えなかったら延々と身体を大雑把に触っています 笑

この細かい施術に入ったらもう自信の無い自分とはサヨナラです。
あとは今の自分の技術と考えとこれまで学んできたことを信じて行うだけです。
もちろん細かい自問自答は続きます。

今押している意味は?
これは筋肉に対してのアプローチか筋膜に対してのアプローチか?
リンパか?血流か?

お客様の反応は?呼吸は?筋肉のリリース感は?

その自分からの問いかけに自信を持って答えられるように施術をしていきます。

そして、施術が終わったあとの反応もこの工程がしっかりできている時の方が圧倒的に反応がいいです。
なんとなく?、とかたぶん。。。とかいう気持ちで行った時は、ほぼ!反応が悪いです。
あくまでほぼ!!予期せずたまにいい時もありますが。
施術が終わった後の僕もちゃんと自信を持って行えたあとの方が気分がいいです。

そして、お客様のお見送りが終わった後に再び彼が顔を覗かせます。


今の施術は本当にベストだったか?


この問いかけに対しては疑問を持ちます。

もっと上からのアプローチでも良かったかもしれない。
あの症状は知らないことが多かった。

などなど、知らないことはまだまだあります。
100%自信を持って施術するなんて日はこないかと思います。
というより、きてはいけないですね。
いくつになったってきっと100%身体のことをわかる日なんてきやしないと思います。
わかってたら今身体について研究する人なんていなくなっちゃいますからね。

あくまで僕達セラピストはお客様の身体が良くなるお手伝いしかできません。
学ぶべきことは一生かけても学びきれないでしょう。
99%理解しても残りの1%の為に学び続ける。
そんなセラピストであり続けたいと思います。

施術は楽しいものだよ~~~