体調が悪くて病院行ったのが4月。
お腹の微妙な痛みと
胃腸の不調…


風邪すら滅多にひかない。
熱出すことも何年もなかった。
便秘も下痢もほとんどなかったし。



…が、37度ちょいの微熱に驚く。
その時に子宮内膜症の悪化を言われるが
経過観察でよいと。
子宮癌の検診もしてもらったが
結果は大丈夫だったし
卵巣の腫れもなかった。

内科でも炎症数値は高くないし
胃腸がちょっと弱ってるかな?
って感じで薬飲んだ



あとは体調は悪くなかった
あちこち関節痛があり
歳だなぁ〜
なんて言いながらも
周りからは元気そうで歳を感じないね。


…って言われるくらい
元気だったと思ってた
寝るのが好きで
以前よりも昼寝が増えたのは
歳で疲れが溜まるようになったと思ってた…


秋に受けた会社の健康診断も異常無し!




そして気づけば11月。
乳がん検診、絶対に受けなきゃ!
って思ったのは前回受けてなかったから。
いつもの総合病院はやっぱり予約いっぱい…


仕方ないから
会社の人に聞いて
個人の乳腺専門病院に予約した。



初めて行った病院
マンモしてエコーして…
途中からなんか検査技師の態度が汗汗汗
触診してまたエコーして
医師が生検が必要だと言われた辺りから


自分の身に何か起きてる?
麻酔しての生検は痛みもなかった



検査結果が出るまでの1週間。
家事に仕事に、友達との忘年会
検査の事はできるだけ考えずに
過ごしたなぁ…





そして検査結果の日
医師はキッパリと言う



「右乳房にかなり大きな腫瘍があります。
生検の結果悪性でした。
しかもかなり進行が早い悪性度も高い…
自覚症状はなかったですか?
乳房以外にも何か症状なかったですか?」



少しは覚悟してた気もするけど
いや、自分に限って…


なんて思うところもあったよね…



えーと、何も症状はないです
乳腺がよく張って
でも良性って言われたし…



笑顔でゆっくり答えたアタシを
呑気な奴とでも思ったのか




「あなたね、乳がんの自己検診
自分で触ったりしてなかったの?
こんなに大きな腫瘍
あなたの右のおっぱい
それもう全部がガンなの、わかってる?」




「治療だけど、これだけ大きいと
うちではもう無理だから。
全身を診てもらえる病院を紹介するから。
っても2つしかないけど…」



医師の口調で自分が
とても悪い状態だと言うのが
ずしりと響き
たぶん無表情になってたと思う…



アタシが黙り込み
無表情になったのを見て医師が
慌てたように



「治療はまだできますからね。
抗がん剤とか放射線とか
最近は新しい薬もできているし
治療する方法はまだあるからね。」





紹介状を待つ間
待合室ではスマホでゲームしながら
これは夢?現実?ガン?アタシ?ガン?




毎日、青空の下で
楽しい毎日だったのに

一天にわかに掻き曇り


目の前で人生にシャッターを閉められた…



暗闇の中でもがき続ける時間が
始まった…