実際に山を登ってるわけではないのだが、登山中。

どういうことか。

とある読書論を読んでいたら、やっぱり古典を読みなさいとのこと。

自分的には、古典は難しかったり長かったりでついつい簡単な小説に流れる傾向にあったのは自覚があった。

難読の古典を読んでる最中に、別の少し軽めの本を読んでそっちに夢中になっちゃって、最初に読んでた難しい方は文字通り積んどくになってしまったり。

もっと簡単にそれらの本を敬遠していたり。

で、その読書論の著者(小泉信三先生ですが)曰く、一流の人が考えに考え抜いて書いた本を、我々如きが読んですぐに理解できるはずがないではないか、のようなことをおっしゃっていて痛く共感したのです。

さらには小泉先生でもすぐにわからないのに、自分がわかろうはずもなく。

また曰く、難読の書はまるで山を登るようなものだと。

そんな簡単に登れるわけないでしょ、と。

全くそのとおり。


そして意を決して古典を読み始めたのでした。


もちろん古典が全て難読であるわけではないが、やはりその傾向はあると思う。


だもんで、今登山中。


かなり登るべき山は高いし、登るべき山も多い。

これまで山登りサボってきたからなあ。