今年の山の総括を。
今年は3回くらいしか行かれなかった。
安達太良山、薬師岳、そして槍。
これらの山行の合間に、北岳、八ヶ岳にも行くつもりだったが今年は雨が多くて流れてしまった。
最初に行かれなかった山の話をすると、北岳には雨を覚悟でキタダケソウを見に行きたかったのだが、あまりの大雨で断念したし、八ヶ岳は権現から赤岳、横、硫黄と縦走して本沢温泉に行こうと思ってあずさの切符まで買ってたのにこれは台風で行かれず。
残念でした。
行った山としてはまず安達太良山。
ロープウェイでのお気楽コースで行ったんだが、結構疲れたのはシーズン最初の頃で運動してなかったからか。
なんかきつい思い出。
今度は紅葉の時期に行ってみます。
次、薬師岳。
前にも行ったことはあったんだが、今年は室堂から五色ヶ原、ザラ峠なんかを通って薬師岳、そして折立に行くと言う憧れの縦走コース。
結構よかった、、、のは2日目までで、3日目は確か台風が来て、2日目の晩は大雨の中のテン泊を久しぶりにした。雨に濡れた重いテントをザックにしまい出発した頃は雨はやや小康状態で天候回復を期待していたのも虚しく、薬師岳では下から吹き付ける豪雨と霧の中での山行でした。
従って薬師山頂では全くView無し。
初日はこんなに天気が良かったのに。
太郎平からタクシー呼んだのだが、自分の脚を過信してコースタイムよりずいぶん早くの時間に来てもらってしまったので、折立までの長く、そして最後の方急な下り坂を、雨のお陰で泥道になった登山道をダッシュして降りたのであった。
苦しかった。(笑)
一方で、この山行の良かったところはこの子たちがたくさん出迎えてくれたこと。本人たちは出迎えた気はないんだろうが。
覚えているだけで、ひなも含めて11羽ほど見ることができた。環境省によると生息数は2000年代には2000羽ともそれ以下とも言われてるようなので、少なく見積もっても全雷鳥人口の0.5%以上に会った、まさに雷鳥祭りの状態だった。
雷鳥好きの私にとってはまさにたまらん山行だったのでした。
今後も一回の山行でこんなにいっぱいの雷鳥に会えることはないでしょう。
だけどビシャビシャになってクタクタになった山行でした。
そして最後の山行は槍。
これは台風の直前で、素晴らしい天気でした。
一回紅葉の時期に行きたかったのです。
小屋泊で行ったのですが、この一週間後に小屋閉めのタイミング。
お陰で空いてました。というか、平日だったし。(笑)
槍はこれで3回目になるのか。
今回はほぼ正攻法で攻めて上高地から槍沢を詰めて登った。
ただグリーンバンドを超えたらそのまま登り詰めずにヒュッテ大槍の方に急坂を登り東鎌尾根を少し歩いて到着するルート。
久しぶりに東鎌尾根も歩けて楽しかった。
で、次の日は槍に登って、それから大喰岳経由で天狗池に、と思ったのですが、前日飲み過ぎてて寝坊したので槍登頂後は来た道を降りて、天狗原分岐に荷物を置いて天狗池に行きました。ここは初めてで今回の山行の目的の1つでした。
で、こんな感じ。
絶景です。
風もなかったので逆さ槍がくっきり。
ずっとここにいたかった。
それからこの日は初めて徳沢にも泊まって3日目に上高地から帰った、いい山行でした。
この時期はラグビーワールドカップの時期でもあったので、外人も多かった気がする。
こんな絶景、外国にもないし。
途中言葉を交わした外人はアイルランド人で、モロ応援に来ていた青年で、自国もいいが日本もすごい、ビックリしたという若い彼の言い方に、最近外人といえば中国人ばかりと話している私にとっては、えもいわれね洗練されたものを感じたのであった。
というわけで、今年はこの3つの山行で終わりそう。
ワンコを連れて高尾山には行くかもしれないし、年末には燕岳にも行きたいのだが、スケジュールを見るとちょっと無理そうです。
来年はどこに行こうかな。
久しぶりに穂高も行きたい。