蓮様 お誕生日おめでとうございます
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そして、すきびすきーのみなさま
蓮誕のすてきなおはなしをありがとうございます ≧(´▽`)≦
ここずーっと妄想するばかりで文字に起こす、なんて作業をぬかっていたおかげで
なけなしの表現力がさらに情けないことになっていることにいまさら気づく私。
次のお誕生日には、少しでも成長できているとうれしいなぁ、なんて思いつつ。
書きゃなきゃ後退するばかりだものね、とこっそり提出。
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「あ、キョーコちゃん?おはよう!朝早くからごめんね?
実はさ、蓮のやつ、今日は早朝からロケでさ、胃の中に何も入れてないらしいんだ。
申し訳ないんだけど、お昼のお弁当お願いできるかな?」
朝一番に舞い込んだ社からの依頼に、キョーコは思わず小さくガッツポーズを決めた。
Xデーまであと数日。なんとしてもミッションクリアしなければ!
そう誓って楽屋のドアを開けたはず、だった。
「なんでも。」
キョーコからの問いに、蕩けるような笑顔で答える眼前の見目麗しい先輩。
「最上さんが俺のことを思って選んでくれるものならなんでもうれしいよ」
さらにパワーアップされたキラッキラの笑顔に撃沈寸前。
(うくっ 耐えるのよ!キョーコ!これは想定内だったじゃない!
がんばれあたし!
ここで聞き出さないと、お誕生日までに間に合わないんだからっ)
「で、でもですね?
敦賀さん、ほら、最近はネットでも何でも買える時代ですけど
ネットで買えないものとか、”敦賀蓮”では買いにくいものとか、
そんなお品でも、私なら一般のひとに混じって買いに行くこともできますし!
何か、何かないですか?」
涙目の訴えに、うーん、と考えるそぶりをみせると、蓮はにっこりと笑った。
「ふんどし。うん、ふんどしがほしい。
最上さんが選んでくれたのがほしいな」
「ふっ ふん ど し ですか!?」
ぽふん!と朱に染まったキョーコ。
蓮は思わずくすくす笑ってしまった。
「最上さん? もしかして...俺で想像したでしょ?
俺のデータはすっかり頭の中にはいってるから自由自在だよね」
「ひどいです、敦賀さん!からかったんですね?」
「そんなつもりじゃなかったんだけど、最上さんがかわいすぎて、ね?
ほしいのはほんとだよ?キミからもらえたら最高だなって思ったんだ。
だって、ふんどしって女性が愛するひとに贈るプレゼントなんだろう?」
「ち、ちがいますよ?そんな話きいたことありませんもん!」
「え?貴島くんに教えてもらったんだけど?」
「もうっ!それ、貴島さんに騙されてます。
貴島さんってば、敦賀さんが知らないと思って...
で、ですね、で、ソレ以外でなにか...」
話を戻された蓮は苦笑いを返すと、真顔でキョーコをじっと見つめた。
「なんでもいいの?」
「私に用意できる範囲のものでお願いしマス」
「じゃ、キミの...」
いつの間に接近されたのか、間近に迫った妖しい口元にキョーコは慌てて後ずさった。
「はいぃいい!わかりました!私の時間と身体ですね!いつでもどうぞ!
私にできることならなんなりとさせていただきますぅううう!」
壁に張り付いてあたふたするキョーコに蓮が触れようとしたとき、ドアが開いた。
「そろそろ時間...っと、...すまん、蓮!先に行くから!」
慌てて閉められたドア。固まるふたり。
先に我に返ったのはキョーコだった。
蓮の脇をすり抜け逃げるようにドアへ向かう。
「待って!」
その後を慌てて蓮が追いかけた。
「これを」
振り返ったキョーコにふわりとかけられたマフラー。
「次の現場まで自転車移動なんだろう?
寒いからこれ使って?」
そういって手早くリボン結びを完成させて微笑む蓮にキョーコは言葉が出ない。
「で、でも、これ...」
「風邪ひいて現場に迷惑かけたいのかな?」
「私、平気です」
「そういって、ダウンした間抜けな俳優がいたよね?」
ウインクする蓮にキョーコも思わず笑ってしまった。
「ではありがたく甘えさせていただきます」
お辞儀をするキョーコに蓮はますます笑みを深めた。
「うん。そうしてくれると俺も安心。
あ、そうだ、今夜一緒に食事しよう?
俺のほうが先に終わったら迎えに行くよ。さっきの話の続きはそのときに」
では、とドアに向かったキョーコを後ろから抱きしめるように蓮が囁いた。
「できることならなんでもする...なんてこと、他の男に言っちゃダメだよ?」
真っ赤に染まった耳たぶの熱を確かめるようになぞると、蓮はドアを開け
もういちど、マフラーを整えた。
「現場につくまでこのままで、ね?約束だよ?」
現場入りしたキョーコの顔が真っ赤だったのは、たぶん、きっと、彼のせい。
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ごめんなさいごめんなさい。
だって、だって、
日 本 ふ ん ど し 協 会 がバレンタインに向けて強力にプッシュきてるんだもの!
2月14日 ふんどしの日!