☆あんなﾏﾏのお気楽ﾌﾞﾛｸﾞ☆ -4ページ目

<< 前のページへ最新 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

【５人目の赤ちゃん～死産での出産､そして火葬～】

５月１６日…

死んでしまった赤ちゃんを出産するために、病院へ入院しました。

入院部屋は、妊婦さんや出産をした方達の部屋から一番離れている婦人科の部屋でした。

離れているけど、赤ちゃんの泣き声は聞こえてきます。こんな悲しいことはありませんでした。

夕方から子宮口を開く為の処置をしてもらい、その日は眠れない１日を過ごしました。
夜中から朝方にかけ、耐えられる程度の痛みが５分～１０分間隔で襲ってきました。

朝、看護師さんに痛みを伝えると「１時間後に診察があるので、その時に見てもらいましょう」と言われガマンして待ちました。

そして先生の診察…

「あー、もしかしたらもう出てきちゃうかもなぁ」との事。
その言葉の後、看護師さんが慌てて色々と用意を始めました。

診察から約１時間後の午前９時５１分｡｡

産声をあげることなく、私の５人目の赤ちゃんは産まれました。

妊娠２１週での出産…

赤ちゃんは、１８㎝・８０gの男の子でした。

看護師さんが赤ちゃんをキレイにしてくれて、私に見せてくれました。

１８㎝しかない赤ちゃんは、顔や耳がしっかりとしていました。

私は涙を止めることが出来ず、心の中で「ちゃんと産んであげられなくてゴメンね…」と繰り返すばかりでした。

先生からの説明では、へその緒が一ヶ所ねじれ過ぎていて亡くなったのではないかと伝えられました。
このような事は、私が入院している病院では１年に１回あるかないかで、３００人に１人いるくらいと言われました。

なんでそんな事が、私の身に起きたのか…本当に悔やみました。

出産翌日、退院できると言うことだったので旦那に赤ちゃんを入れる棺を持ってきてもらいました。

入院する前、私と旦那で棺は手作りしていました。
可愛い箱の中に布を貼り、折り紙などを入れた棺にしました。

棺に小さな赤ちゃんを入れ、看護師さん達へ挨拶をして自宅へと帰って来ました。

本当なら、泣いたり笑ったりしてくれるののに…帰ってきても、泣きも笑いもできない赤ちゃん｡｡

産まれる前には、絶対男の子だろうと名前も決めていました。

それなのに、なんで死んでしまったの…

私が悪いんだ…

こんな事ばかり思って泣いてばかり｡｡

そして…５月２１日…火葬の日…

朝１０時、私の息子はお空へと帰って行きました。

頭の骨が少しと、しっかりとした足の骨を２本｡｡

息子が、私達家族へ生きた証を残してくれました。

約６ヶ月、私のお腹の中にいてくれた天使…。

ちゃんと産んであげられなくてゴメンね。

お空から見ててくれるかな…。

愛してるよ…｡｡

【５人目の赤ちゃん～妊娠､入院､そして宣告～】

今年の１月２７日、私のお腹の中に５人目の赤ちゃんがいる事がわかりました。

自分で検査薬を使っての判明だったので、とりあえず病院へ受診予約を入れました。

約１ヶ月後の２月２９日、旦那もちょうど仕事が休みだったので一緒に産婦人科へ…。
やはり、妊娠確実との事。

病院の後、市役所へ行き母子手帳をもらいに行きました。

「あー…妊娠かぁ。」
「もう作る予定なかったのになぁ…」と始めは思っていましたが、徐々に実感が湧き…
「早く産まれないかなぁ」と、楽しみな毎日になっていました。

私は３人目を妊娠した時に「子宮頚管無力症」だと診断されていて、切迫早産で大学病院に救急搬送されてしまったんです。

４人目を妊娠した時は、子宮頚管を縛る手術を受け早産にならないように処置してもらいました。

そして今回も、３月３１日に入院して４月１日に、子宮頚管を縛る手術をしていただきました。

その後は、４日ぐらいの入院で退院が出来ました。先生からは、まぁ無理はしないようにと言われたので「大丈夫です

」と言い、自宅へ帰りました。

退院１週間後に、術後経過と検診のため病院に行きました。
エコーでは赤ちゃんもお腹の中で順調に育っていました。
男の子かなぁ…女の子かなぁ…とワクワクです。

次の検診は約１ヶ月後だったので、なるべく安静にしておこうと思って生活をしていました。
この頃は、もう妊娠５ヶ月に入り赤ちゃんの胎動も感じる頃だなぁと思ってたのですが…

「なんか、胎動がないなぁ…５ヶ月だし、もう少し後になれば赤ちゃんも腹キックしてくれるかな

」
と、不安もありましたが楽しみにしていました。

そして、５月１２日…

６ヶ月に入り、検診のため病院へ。

名前が呼ばれ、まずは助産師さんとのお話＆赤ちゃんの心音確認へ。

私は、入院中もそうだったんですが赤ちゃんの心音がなかなか聞こえなくて、今回の検診でも赤ちゃんの心音が聞こえませんでした。

助産師さんは「また今日も赤ちゃんが、かくれんぼしちゃったね」と、私と笑いながら話をして終わりました。

そして次は、先生の診察です。
私は「なんか、全然胎動がないので心配なんです」と先生に伝え、エコーの為に診察台へ…。

エコーを見る先生と私…

エコー画面を見ながら先生が「んー」と言った時、私にも見えてしまいました…。

赤ちゃんの心臓が動いていない事に｡｡

「赤ちゃんの心臓止まっているね。」と先生の言葉が出た瞬間…

私は、一気に大粒の涙がこぼれ声を殺して泣きました。

看護師さんがきて「どうしたの？」と聞かれ、私は「赤ちゃん死んじゃってたんです」と泣きながら答えました。

その後の内診でのエコーでも、やはり心臓が動いていないという事実を伝えられ先生との話へ…。

なんで心臓が止まってしまったのか、原因はわからないと先生に言われ…
そのあとに聞いた言葉が、ショックでまた涙が溢れてきました。

「残念な事になってしまったね。私も楽しみにしていたんだよ。こんな状況で言うのも申し訳ないんだけど、亡くなった赤ちゃんを、薬などを使って陣痛を起こしてお腹から出さなきゃいけないんだ。」

【お腹から出さなきゃいけない…】

もう、そのあとの話が耳に入ってきませんでした。

看護師さんが入院の話をしてくれたのですが、その時…看護師さんは私の為に涙を流して泣いてくれました。

会計を済まし家に帰り、旦那にすぐ電話しました。
「赤ちゃん死んじゃってるんだって」

その言葉を聞いた旦那は、すぐに会社を早退して帰って来てくれました。
旦那は「病院の診察が長いから、やっぱりなんかあったんだなって思ったんだ」と…。

そのあと、毎日毎日私は泣いてばかりいました。

【次に続きます…】