ウィーン少年合唱団 演奏会(2024.06.02)

兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール

 

吹奏楽からクラシックへ

そして、とうとうコーラスまで

どこまで私の好奇心は羽ばたくのか。

 

皆さんもウイーン少年合唱団の

名前を聞いたことは、あるでしょう?

ただ、音楽に興味はあっても

お金を払い、時間も使い

交通機関を使って会場まで足を運んで

演奏会に行くか?となれば

そこまで・・・という方が

ほとんどだと思います。

ただ、私は今回、還暦を迎えて

「死ぬまでにしたい10こと」じゃないけど

後悔しないためにも負担可能な金額で

時間に余裕があるなら

やりたいこと、したいことに

挑戦しようと決めたので

初めて演奏会に行きました。

 

ウィーン少年合唱団は

昨年、創立525年!を迎えたそうです。

10歳から14歳までの100人のメンバーで構成され

全員、宮殿で寮生活を送っているそうです。

ハイドン、モーツァルト、シーベルト、ブルックナー

という合唱団に縁のある作曲家の名前のついた

4つのグループに分かれて活動しているそうです。

(まるで宝塚歌劇団みたいね)

今回、来日したのはオリバー・シュテッヒ氏率いる

シューベルト組の25人のメンバーです。

 

ありきたりな表現ですけど心が洗われました。

自分の中の汚いものが

濾過されたイメージです(笑)

最初の曲は少年合唱団も緊張していたのか

あれ?会場が広いからか?と疑うような

声量でしたが2曲目以降

彼らの得意とするJ・シュトラウスの曲や

欧州の民謡になると体も自然に揺れて

美しいハーモニーが会場全体に響き渡りました。

 

圧巻だったのは日本の童謡「ふるさと」

メンバーがステージいっぱいに散らばり

声が反射して素晴らしかったです拍手

こんなに美しい「ふるさと」を

聴いたのは初めてでした。

ジブリ関連では「天空の城ラピュタ」

「ハウルの動く城」からの人気ナンバーを披露。

ジブリアニメはヨーロッパでも人気ですね。

ディズニーのピノキオ「星に願いを」

映画「サウンド・オブ・ミュージック」から2曲。

中でもエーデルワイスのギター伴奏は

うっとりするほど素敵でした。

プログラム最後の曲は「美しく青きドナウ」

全体的に知っている曲が多くて嬉しかったです。

 

演奏会に行って良かったです。

透き通るように綺麗なハーモニーを

聴くことができて幸せでした。

CD音源やyouTubeではないライブの醍醐味。

彼らは当初2020年来日予定だったそうです。

毎年、来日するわけでもなさそうです。

そういう意味でもラッキーでした。

アンコールの2曲まであらゆるパフォーマンスで

楽しませてくれたウィーン少年合唱団。

彼らは最高のエンターテイナーです。

 

ウイーンといえば「ザッハトルテ」

ベタな発想ですが紅茶と一緒に

いただいて演奏会の余韻に浸っております。

幸せハート