野球の神様 | 野球と映画、ときどき…

野球と映画、ときどき…

野球中心にスポーツ観戦が大好きです

ただ、映画鑑賞は私のライフワーク

吹奏楽、美術鑑賞、舞台鑑賞そして猫

好奇心のおもむくまま「おきらく」に

生活を楽しむをモットーにしています

「道具はボクの身体の一部ですから。道具を大事にできないヤツは


絶対にいい選手になれないって、野球を始めた頃に教わったんです」




昨日のデイリーのコラム「タテジマ見聞録」から


阪神タイガース狩野捕手の言葉です。


負けが込んでいてなかなか波に乗れないタイガース阪神タイガース


打撃好調の狩野捕手もリード面において悩んでいることと思うけど


こういう気持ちの面での生真面目さが好きですはーと




元日ハムの新庄選手やマリナーズのイチロー選手もだけど


道具を大事にしているプロ野球選手の姿には以前から好感を持っていました。


道具を手入れすることは「祈り」に近いと思っています。


怪我をしないように、上手くなりますように


気持ちをこめて手入れするのは精神集中にもいいと思っています。


大金を稼いでいるプロ野球選手でも、そういう謙虚な気持ちを忘れずに


野球に取り組んでいる姿勢は子供たちにもいい影響を与えるはずです。




私は長男、次男、三男の3人共にグローブグローブスパイクの手入れについては


少年野球時代から口すっぱく言い続けてきました。


次男には特にチームのキャプテンを勤めていたので


お前が率先してやって皆の見本にならないとと半ば強制的にさせていましたが


4年生の頃からもう私が言わなくても習慣としてやるようになりました。




先日、硬式野球部のオリエンテーションに参加した次男のグローブが


手入れされてリビングの床の上に立ててあったのを見て


「あぁ・・・いよいよ始まったな。気持ちのスイッチが入ったな」と思いました。




そして今日、三男が次男の中学時代に使っていたグローブを手入れしています。


「(準硬式に)慣れるまでは兄ちゃん使ってたグローブを借りるねん。」


次男のグローブは、かなり痛んでいます。


次男は昨年末、高校用に新しいグローブを買いました。


正直、まだ大事に使ってた方とは思いますが、あと3年は無理かな?


三男はポジションが決まっていないので今すぐとは思っていませんが


夏ごろまで様子を見てオールラウンドかキャッチャーミットか決める予定です。


それまでは次男のオールラウンドを使います。


紐をきちんと確認して緩んでいるところは結びなおし


丁寧にワックスを塗っている三男の姿を見ると


「野球の神様はこんな健気な三男の姿をどこかで見てくれていないかな?」


と思わず願ってしまいます。




「記者さん知ってますか?野球の神様はね、道具の中に住んでいるんですよ」




狩野捕手は3年前の記者の取材に、こう言ったそうです。


打撃好調なのは、まぐれでもなんでもないです。


きっと、野球の神様が見ていたんですよね?