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孫娘を殺された老人が、犯人を殺して刑に服したら10億円やる・・・と宣言したおかげで、
福岡から東京まで犯人を護送する羽目になった5人の警官(刑事3人、SP2人)が、
次々に襲ってくる、同じ警察関係者、機動隊員、その他の市民・・・からの攻撃をかわしつつ、5人の内部でも疑心暗鬼になって・・・・
否応なく、「この人間のクズを命がけで守る価値があるのか?」と自問自答することになる。。。

予告が面白そうだったので、すご~く期待してました。
大沢たかおも、演技力があって好きだし。
清丸の居場所を知らせている「犯人」は誰だ?的な興味もあったし、
10億円の懸賞金のために、道を踏み外す警察関係者や機動隊・・・

でも、、申し訳ない、犯人の清丸役の藤原竜也が、ダメです。
森山未来とか、林遣都とかの方が、もっと「幼女殺人事件の犯人、しかも前科あり、だから再犯の可能性ありあり」として、救いようのない犯人役を演じてくれたんじゃなかろうか。

藤原竜也は、嫌いじゃないけど・・・
「カイジ」はまあまあ良かった。原作読んでないから(笑)。チラッと原作を見た限りでは、絶対原作のイメージじゃないと思いますが。
他は・・・
「デスノート」を見たときにはショックだった。原作とあまりにかけ離れていたから。
「バトル・ロワイヤル」のパート1では、「一生懸命にGFを守る少年」がうまくマッチしてて良かったけど、パート2 鎮魂歌、では暗い影を背負っている反政府軍のリーダー・・・って役は全く合ってなかったと思う。
「パレード」のみんなに頼られる(けどそれがプレッシャーで通り魔殺人を犯す)サラリーマン役は
良かった。

まあ、この作品が、
「たぶんまた幼女を暴行して殺すだろう」犯人だから、10億円のためなら「殺してもいい」というテーマではなくて、「どんな人間だろうと、10億円のためなら殺す」可能性もあるのが人間ってものよと言いたいのなら、それは成功してるかも。
つまりターゲットの清丸は、「10億円という懸賞がなくても殺したくなるような奴」ではなくて、「10億円もらえるなら殺しちゃおう」と人が思ってしまう程度のキャラクター設定なら。
例えばプリズンブレイクに出てくる殺人鬼セオドア・バッグウェル(通称ティーバッグ)だったら、10億円関係なく、次の犠牲者出す前に「殺しちゃってください」って思いますね~(笑)