空手歴40年 フルコンから沖縄空手、日本柔術を経験し時に指導もしている川崎が「空手の型のやり方」を解説します!
「宮本武蔵」は弱かったのか!?
「宮本武蔵」…剣術家のなかでも有名な人物の一人ですよね?
昔から論争があり例えば…
昭和7(1932)年、
作家の直木三十五が「本当に強かったかは分からない!」
とか…
逆に菊池寛が「そんな事ない!」など喧々諤々の論争があったようです。
よく言われるのは、闘い方が「卑怯だ!」というものです。
例えば…
相手より長い得物で心理的に優位に立ったり時間に遅れてイライラさせるなどして一気に勝負をつけてその場をすぐ去っていました。
しかし、「武蔵」は戦国時代を生きた侍なのです。
戦国時代の侍の行動の考えは、「兵は詭道なり(だまされた奴が悪い、勝つためにはどんな嘘もペテンもあたりまえ)」ということです。
その場でボーとしていては、相手の仲間に殺されてしまうのです。
現在の常識で評価してはいけないのです。
武蔵だけではありません。織田信長も豊臣秀吉も徳川家康も「調略(敵方を寝返らせる)」を駆使して権謀術数が渦巻くのが当たり前だったのです。
当時としては、至って普通の感覚です。
敵の様子をよく観察し様々な工夫・作戦・戦術を考え立会が終わればとっととその場を去っていただけです。
そして、後年、代表的著作、「五輪の書(1643年から1645年にかけて執筆)」と言う極意書を書きました。
そして、その内容を見ると…
「超一流のアスリートであった!」
と、言う事です。
皆さん「宮本武蔵」というと、どういうイメージがあるでしょうか?
大男で 膂力 (りょりょく:筋肉の力)が尋常じゃなかったらしいから刀をぶんぶん振り回してたんだろうな?
ということで多分、こんな感じでしょうか?
でも、実際は…
こんな感じでした。
皆さんは、日本刀を持った事があるでしょうか?
約1㎏~1.8㎏あり鋼鉄で出来ているので結構おもいのです。
ちなみに、その位の重量の鉄パイプを現代剣道の構え、動きで動いてみて下さい。
長い間はとても動けません。
現代の竹刀は400g~480g程度です。
なので、下のイラストのように宮本武蔵は「脱力」してぶら下げて持っているのです。
宮本武蔵は日本刀を手裏剣のように投げるのが得意だったと言われていますが、この図からだとそれも想像つきますよね。
ここから、下から投げつけていたのでしょう。
ちなみに、日本刀が武士の魂と言われたのは、その後の江戸時代からなので、この頃の侍は「武器」程度の認識でした。
武蔵の身体能力の分析は運動科学者の高岡氏の著書「武蔵とイチロー」に詳しく載っていますので興味がある方には面白いと思います。
そして、脱力しながら行う「健康空手」!
やりましょう!
(近々、たまプラーザ駅辺りで体験会やりまーす!…<m(__)m>)
※誤ってけしてしまいました!再度の掲載です。
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