夫の最期から怒涛の葬儀までのこと① | 最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ

最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ

夫は47歳の若さでくも膜下出血を発症し天国へ旅立ちました。
突然未亡人&ひとり親になった私。
闘病生活と配偶者を天国へ見送った経験や学び、手続き等そして子供達と繰り広げる濃くリアルな日々や今後の自分の人生を綴っていきます。

こんにちは、ひろです。

夫は亡くなりました。


これから夫の処置をして下さるとのこと。


これからお父さんの身体をきれいにして

チューブも全部取ってあげるからね。


看護師さん、子供達に優しく声を

かけて下さいました。


私達は家族待合室へ移動しました。


私はすぐに各方面へ連絡。


時間が時間だけに身内以外は全て

LINEで一報を入れました。


何せ夜中…誰からも返事ありません。

(そりゃそうやろ)


唯一、電話に出てくれてのは妹。


しばらくしたら義兄が到着し合流。


『お疲れやったな…』


と、腕を広げ子供達を包んで労って

くれました。


子供達は安心していたように思います。


ひろみちゃん、やっと泣けるやん。


それを義兄から言われた時、涙がこぼれました。


そうなんです。


私、泣かなかったんです。


や、泣けなかったんです。


夫が倒れてから亡くなるまで人前では

ほぼ泣けず。


なぜなら、私より先にみんな泣くから。


泣きたいのに誰かが先に泣いたら

涙、引っ込みます。


それに私がおいおい人前で泣くと

いかにも…だし、余計な心配かけるし。


そんな状態でした。


泣きたい時は一人の時にこっそり

泣いていました。


そのことを義理の兄も姉も分かって

くれていました。


だからお兄さんからあの言葉が

出たんだと思います。


そう、私はもう泣くことができる。

看護師さんが待合室に来られ

夫に着せたいお洋服があれば

持ってきて下さいとのこと。

もしなければ下の売店で浴衣買えますが

どうしますか?と。


3〜40分以内に持ってきてもらえたら

ってことなので、一瞬迷うも夫の私服を

取りに戻ることにしました。


入院していた1ヶ月間は病衣を着ていた夫。


お気に入りのお洋服を着せて自宅に

帰してあげたい。


その思いだけです。


その僅かな間に義兄と葬儀の打ち合わせ。


夫を自宅に戻すか、葬儀社に運んで

もらうか。←自宅即決。


葬儀社は以前話してたところで決定で

いいのか?


親族への連絡はどうしようか?


義兄は私を気遣ってくれてそれらの

手配を全て担ってくれました。


ひろみちゃんはあいつのことに集中して

あげて。


嬉しい言葉でした。


義兄と子供達を病院に残して

私は車に乗り込み一人自宅に向かいました。