告知 | 最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ

最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ

夫は47歳の若さでくも膜下出血を発症し天国へ旅立ちました。
突然未亡人&ひとり親になった私。
闘病生活と配偶者を天国へ見送った経験や学び、手続き等そして子供達と繰り広げる濃くリアルな日々や今後の自分の人生を綴っていきます。

こんにちは、ひろです。

夫が倒れたあの日を書き始めました。


診察室に入った私達に先生が

話し始めました。


ご主人を診察させて頂きました。


病名はこちらです。


一枚の書類を私に手渡しながら


くも膜下出血です。


と。


確かに書類にもそう書いてある。


めまいがしました。


先生は続けて


状態としてはかなり厳しいです。

社会復帰は難しいと思われます。


この言葉を聞いて私は両手で自分の

顔を覆い『どうしようっ』と声が出ました。


びっくりされましたよね…


先生は優しく寄り添って下さいました。


そして夫が搬送されてきた時の様子や

治療方法などを説明して下さいました。


聞けば聞くほど絶望しかありません。

でも私の中で僅かな期待もありました。


ピンチに強いあの人のことだから

助かるに違いない。


と。


くも膜下出血は自分には無縁だと思って

ました。


そもそも私の周りにそれを発症した人が

いなかったのでピンとはこないものの

恐ろしい病気だということは知っていました。


まさか夫がくも膜下出血…


くも膜下出血を発症した人の3分の1が

搬送時点で死亡。


次の3分の1が一命をとりとめても

障害や後遺症が残る。


残りの3分の1はリハビリ次第で社会復帰

もしくは後遺症などもなく社会復帰。


夫の場合は障害か後遺症が残るパターン。


一瞬、ほんまこの先どうしよう?!って

思ったけれど私の意志は固まっていました。


生活なんてどうにでもなる。

どんなことでも耐えれる覚悟はある。

何より夫を絶対に失いたくない。


そして、


どんな状態でもいいです。

私の残りの人生を夫の介護に使います。

どうか助けて下さい。


先生にお願いしました。


先生は分かりました、と。


僕達ができることは全てご主人に

させて頂きます。


との言葉を頂き、夫は手術室へ。


余談ですが


くも膜下出血の治療というのは

手術を受けて初めて治療のスタートラインに

立てるのです。


だからまだご主人は治療のスタートライン

にも立ててません。


今から僕達がスタートラインに立てるよう

手術をします。


この先生の言葉は生涯忘れることは

できません。


私は何十枚という同意書にサインを

し続けました。


夫は状態が厳しいながらも自発呼吸を

していたそうです。


自発呼吸があることに先生方は驚いた

そうです。


通常なら亡くなっていてもおかしくない

脳内なのに自発呼吸…


これなら手術ができる。

助かるかもしれない。


先生方は感じたそうです。


これは夫の


まだ生きたい!


という思いだったのだなと。


そして3時間に及ぶ夫のコイル塞栓術が

始まりました。



つづく。