『にょろにょろ』
髫髪子の 手房へ 明日の 火を灯す 夢現の 光りかの 藁
もがる 宇宙の彼方へ 投いだ手を 延ばせば
未だ 産まれ立ての無窮の才は
垂らない故
心が 滑り堕ちるときは 冀望の数より 愛しさだけ求めた
如何して 胸が 熱る ときは鬱いだ 悄気込みも 空に消えた
幼気を携え 嘖む悲を躱す 夢心地の 赤らかの 末那 さあ
おがる 仔虫の貴方へ涕を 取り成せば 未だ 忘れ掛けの 夢中の 窗は
無くなさい故
何かを 成せる 意志の 在り処 何処はあれども 此処では無いと 撥ねた
然うして 辿り着いた海は澱んだ 斑声も 若音に変えて
幼気を携え 嘖む悲を躱す 夢心地の 赤らかの 末那 さあ
おがる 仔虫の貴方へ涕を 取り成せば 未だ 忘れ掛けの 夢中の 窗は
無くなさい故
幼心開く 有りっ丈の祈り 斃れても 手折れても 無くしたくないもの 離れても 露に 濡れても
忘らぬ 言葉
髫髪子の 手房へ 明日の 火を灯す 夢現の 光りかの 藁 さあ
もがる 宇宙の彼方へ 投いだ手を 延ばせば
未だ 産まれ立ての 無窮の 才は 垂らない 萎れない
薨らない故
『不倶戴天』では自分の感じた憤りばかり書き連ねましたが、悪い事ばかりではありません。
現場で復興の為に尽力されるレスキューや自衛隊、ボランティアの方々。
声援の声や支援を送ってくれる世界の方々。
国内でも声援、支援、募金などで一刻も早い復興を願う多くの方々がいます。
ごく一部の心無い屑共ははびこれども、それより多くの方々が『希望』を棄てずに頑張っています。
それぞれが『希望』を胸に、それぞれできることを行う。
この『にょろにょろ』は、幼子のような赤心、『夢』や『希望』を持ちつづける事の大切さを歌った歌と思います。
挫折しても、夢から遠ざかっても、涙に暮れても、『希望』を棄てないで・・・と。
ひとりひとりの『できること』は小さくても、多くの人々が『できること』を行えば、それだけ多くの方々の力になれる
そう確信しています。