退職のこと、ついに社長に言いました!! | 【全ては最高のタイミング】紫陽花ユミの世界

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名前を見るといろいろ浮かんでくる人。

私が感じている世界をお届けします✨(おばけは見えません!)


くどくどと退職の話をしてすみません。
けど見返したときにこのときの気持ちを思い出したくて詳細記します。

 

 

 

統括に言ったのは午前中。

 

夕方に社長に言おうかどうしようか悩んでいたんですが、社長に呼ばれました。


統括の方をチラっとみると、ウインク!!!笑
どうやらちらっと話をしてくれてたみたい。

 

私としてはそれが有難かったです。
やっぱり言い出しにくいですからね。

 

会議室に入り、

統括から聞いたよ。

と社長が一言。

 


そして1枚の紙を差し出してくれました。

何かな、と思って見て見ると、なんと入社試験で書いた小論文!!

 

そのお題が「5年後の自分」。


5年後、会社でどのように働いているかを書いてたものです。


こんなのを書いたこと全然覚えてなかったけど、これを読んだ瞬間、もう涙が止まらなくなりました。

 

私は入社する前から、「世界一周をしたい」という目標があったので、会社の歯車として働く大企業よりも、即戦力となれる中小企業に的を絞って就職活動をしてました。

 

もちろんこれは私の思い込みで、大企業でも優秀な人は即戦力になれるんでしょうけど、当時の私の考えでは、中小の企業の方が自分の考えたとおりに動けると考えていました。

 

25歳頃に世界一周に行く、と決めていたので、短期間で結果が残せるように努力しました。

 

営業職なので数字を上げることはもちろん、新規開拓にも努めました。
メーカーから報奨金が出るセールスはいつも1番目指して頑張って、常に報奨金をGETしていました。


毎月の営業目標も常に達成させていました。これは私だけの成果じゃないけどね。
事務員さんもかなり頑張ってくれたし支えてくれたから。

 

自分がこの会社にいた証を残したいっていう気持ちと、昔から何か企画をしたいという気持ちもあり、商品開発にも力を入れていました。
売れる・売れないは置いといて(笑)、入社して1年目から商品開発をさせていただき、今までで6種類以上の新商品を企画しました。

 

やりたかった人事のことも、合同説明会のブースに出させていただき、学生に自分の会社の魅力を伝えることもさせて頂きました。

 

けど、一つだけ心残りがありました。

 

それは、

 

国際営業。

 

 

自分の能力のせいで仕事で海外に行けなかった。
自分が悪いのは十分に分かってる。


それが悔しくて、腹立って、長続きしなかった英語の勉強も続けられるようになった。


この悔しさがなかったら私はいつまでたっても勉強しなかっただろうから、感謝はしているんだけどね。

 

けどいつかは行きたかったビジネスでの海外。
それを果たせなかったのは唯一の心残りでした。

 


入社してから今までのことを思い出していると、本当に涙が止まらなくなって、社長の顔もまともに見ることが出来ませんでした。

 

そして社長が一言。

 

何かやりたいことが見つかったんか?

 

 

震えながら頷きました。

 

そっかー。それはもう決めてるんや?


はい。


何をしたいの?


世界一周です。


おおおおー、世界一周かぁ。
すごいなぁ。

 

全然すごくないです。

 


いや、すごいよ。

 



本当に全然すごいことじゃない。
ただの娯楽でいくんだもん。
今日本では沢山の人は世界一周してるんだよ。
珍しいものじゃないのに・・・。

 


本当にすごいなぁ。
けどおきのさんがいなくなってしまっては困る。
会社としても、おきのさんを国内でまず営業の力や商品知識をつけて、それから国際営業をやってもらおうと思ってた。
この紙にも書いてあるように5年までにはさせようと思ってた。

 

 


もう私は本当に驚いて、涙が止まらなかった。


うちの社長は去るものは追わない人だと思ってたから、まさか引きとめられるとは夢にも思わなかった。


自分勝手に抱いた夢を否定され、会社に迷惑をかけるのはやめろ、そう言われると思ってたから、こんな場合の受け答えは、私の中で用意していなかった。

 

だからもう言葉が出ずに、ずっと泣いていました。

 

どうしても4月じゃないとだめなんか。


はい。


例えば、半年会社がOKしたらいいんか?1年間休職という形だったら、戻って来れるんか?

 


・・・

 


まさか休職の提案をされると思っていなくて、これにも本当に驚きました。
ここまで言っていただけるなんてもう想定外。本当に想定外。

 

社長がここまで見てくれてるとは本当に夢にも思わなくて、感謝の気持ちと申し訳ないという気持ちが溢れて止まりませんでした。

 

私の口数はやけに少なくて、というか喋るたびに涙がこぼれるし、ハンカチで鼻水を押さえていたんですけど、次第に鼻水で溺れてしまいまして←、全然話せませんでした。


久しぶりに社長の顔を見上げて見ると少し、目が赤くなっているような気がしました。

 

気のせいかな・・・?

 


とりあえず、お互いが納得できるような形はないか、もう少し考えてくれと言われ、この日は終わりました。

 

 


そして昨日、統括に呼ばれ、またこの話になったんですけど、本当に社長が残念がっていたことを聞かされました。

 

 

どうにか、1年間先延ばしにできないかと1時間ほど説得されました。

 

・私がやってきたことを次入ってくる子に引き継いでほしい


 それには1年は絶対必要

 

・今あなたを失うのは会社の財産を失うこと

 

・せっかく今良い感じに育ってきて、1番ノリにのっているのに・・・

 

・長い目で見たら、この1年間会社にいることによって私の夢の結果は変わらない

 

 


そしてなんと・・・

 

留学先の予約をしているのなら、それのキャンセル代も払うから、1年間いて欲しい

 

とまで言われました。

 




ねぇ、私ここまで言われるほど何もやってないよ?


評価がどんどん大きくなりすぎてるけど、本当にあたしここまでやってないんやけん。

 

 

 

とにかく1年延ばしてくれと。

 

けど私はもう延ばせないよ。

 


エベレストを登る気持ちでいて、この日にと決めて準備をしてきたのを、また1年間待ち続けるなんて、本当に出来ない。

 

 

自分勝手なのは十分分かってるけど、はあ・・・


どうしたら円満に辞めれるんだろう。

 

 

どっちにしろ迷惑はかかると思うけど、どうすれば3月末でなるべく迷惑かけず辞めれるんだろう。

 

 

社長の熱い気持ちも十分に分かるし、本当に有難い。


けどこの20代の1年1年っていうのは私にとってはとても大きい。

 

なかなか答えが出ません。


気持ちは決まってるんだけどね・・・。

 

円満に辞められる方法…

 

 

けどこの3年間それだけ会社が評価してくれてたってことは本当に有難いです。

 

有難くて有難くてしょうがないんです。

 

感謝の気持ちが溢れて止まりません。

 

 

こんな会社絶対ないよ。



こんな会社で働けた私は、私の自慢だよ。

 

 

愛媛の小さな名前の知らない会社かもしれんけど、

大好きな自慢の会社です。

 





最後に・・・

これが入社前の試験で書いた5年後の私。
image 

この時から、こう思ってたんだね。





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