あけましておめでとうございます!

気付けば、ブログを3か月もサボってしまってました~(;^_^

幼児教育コンサルタントの城間です。今年も宜しくお願い致します<m(__)m>

 

さて、本題へ・・・『物事に積極的に取り組む子を育てるには・・・』

 

最近、引っ込み思案の子が多いように感じます。特に初めて体験する事に消極的な子が多いと感じます。

 

先日、学童の子ども達を連れて凧揚げに公園へ行くと、「凧揚げ!やった事ないから~」と私の後ろで見学する子たち・・・。

 凧上げ 画像 に対する画像結果

誰かが、やり始めるまで見ている感じ・・・(-_-;)

失敗を恐れる、消極的な子が多くなってきていると感じる時です。

 

では、どうしてそのような子が多くなっているのか・・・!?

その原因として、幼少期(0~2歳)の子育てが影響していると考えます。

 

我が子を消極的なタイプにしない為の7つの原則がある!!

(汐見 稔幸 先生:東京大学名誉教授)

 

(長くなりそうなので今回は、原則①~④について書きます。⑤~⑦は、次回のブログに書きたいと思います。)

 

汐見先生によると

原則①・・・子どもが自由にできる空間をつくる。

 

まず、ハイハイや歩き回る自由な空間があるということが大事。親の干渉がなく、やろうとすることが自由にできる。そんな安心できる環境が子ども達の興味と好奇心を育てる。

 

置いてある物を触ったり、舐めたり、投げたりしても大丈夫な空間です!

 

実際に家では、一番むずかしいことかもしれませんが、触ると危ない、散らかるから・・・と片付けてしまうと子どもの興味・関心はうまく引き出せません。

 

この年齢の子どもは、目に入るものすべてに興味をもち、触ったり、いじったり「探索行動」を行うのです。そうして、様々なことを学んでいくのです。

 

ですから、子どもに危険がないよう配慮しながら、可能な限り子どもに物など自由にいじらせる空間を作ってみて下さい。

 

そうすることで、子どもの積極性・意欲が育まれます。

 

私の知っている幼稚園の主任先生は、保護者に「(幼稚園児の)弟や妹を幼稚園へ連れてきて下さい!そして、家より広い園舎でいっぱいハイハイさせて遊ばせていいですよ!」と声かけをしていました。(遊べる時間は、始業前や下校後の時間を利用してとのことでしたが。)

 

素晴らしいと思います。そういう幼稚園・小学校が増えると、保護者の方も子どもにとっても良いことだと思います。

 

 

原則②・・・イタズラや危険な行動を頭ごなしに否定しない。

 

「それしちゃダメ!」「危ないからやめて!」などと頭ごなしに言わないこと。なぜなら、この年齢の子は、どういうことがダメなのか、まだわからないのです。

 

なので、頭ごなしに注意されるとまるで自分のすべてを否定されたような気持ちになり、心に小さな傷を残してしまいます。

 

知らないうちに心が、物事に対して萎縮してしまうようになってしまいます。昔の親のように「いたずらは、元気で活発な証拠!!」と出来るだけ温かく見守ってあげることが大事です。

 

本当に危険なとき、どうしてもダメなことに関して厳しく言う、しかし、他のことは「ダメなことらしい」ということがわかる程度に、出来るだけ温かく諭してあげて下さい。

 

いつも、注意してばかりの親の言葉だと子どもも段々と耳にタコができ、聞き入れなくなってきますが、いつも受け入れてくれたり温かく見守ってくれる親が“これは、ダメなこと”と強く言うと

 

子どもも「これは、やっちゃいけないことなんだ!!」としっかりと理解し、聞き入れてくれるようになります。

 

実際、(いつも口うるさく注意している)母親が何度いってもなかなか聞いてくれないのに、祖父母が言うと聞いてくれるとか、保育園の先生がいうと聞いてくれる等・・・あると思います。(^_^;)

 

原則③・・・子どもの個性を親として引き受ける。

 

よく日本人は、「個性がない」と言われますが、そんなことはなく、どの子にも個性はあります。泣き方1つとってもみな違うように、それぞれ個人差があり、それが個性のもと、個性の芽なのです!

 

大切なのは、その個性の芽を大事にすることと

その伸ばし方です!!

 

例えば、電車のおもちゃで遊んでいたい子どもに止めさせ、英語教材で勉強をさせようとすると大概、嫌がり反抗するでしょう。

 

この場合、「電車でずっと遊んでいることが好きで、止めさせると反抗までする」というなかに、この子の個性が表れているとみるのです。

 

個性を否定すると、その子らしさが伸びないで自信のない子になってしまいます。

 

ですから、親は「ああ、この子はこういう子なんだな」という気持ちでその子らしさを受け入れてあげることです。

 

それが親の寛容性を育てます。

 

原則④・・・大変なイヤイヤ期こそ、子どものプライドを尊重したい。

 

2歳前後になるこの時期ばかりは、お母さんも思わず怒鳴ってしまうことも多くなるでしょう。この時期の子どもはあれこれ、出来るようになり何でも自分でやりたがります。

 

でも、うまくできないでイライラしている所に親の配慮ない言葉がくると、子どもも頭にくるわけです。

 

なので、気をつけてもらいたいのは、子どもの自尊心・プライドを傷つけないで!ということです。

 

反抗が始まったら、こういう時期なんだと諦めて、子どものプライドを大切にし、時間を十分にかけて対応してあげて下さい。

 

親子の関係でも、親が我が子の人格を尊重してあげると、関わり方・接し方がわかりやすくなるのでは、ないでしょうか・・・。

 

次のブログに原則⑤~⑦を載せますね<m(__)m>