こんにちは! 島袋尚美です
今日は最近アンテナを立てているSDGsと私のキャリアを重ねて、軽く私の過去も振り返りながら日本人のこれからのキャリアや教育について考えたいと思います。
SDGsというと、たくさんの項目がありますが、その中でも以下の3つの項目について、私が特にフォーカスをして大事だと感じているので、その3点に沿って話を進めましょうか。
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
8.働きがいも経済成長も
詳しい内容は本文の中で触れていこうと思いますが、
SDGsとは何か、説明できる人はいますか?
SDGsとは、
「人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」のこと。
以下、ユニセフからの抜粋ですが、
「貧困、紛争、気候変動、感染症。人類は、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。
このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。
そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、
2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。
それが「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」です。」
簡単に言うと、
この理想の世界・地球の姿を実現していくために、2030年までにわたしたちが目標設定して取り組んでいくといいよ、
ということが項目に分けて記載されています。
細かい条文などが知りたい方は、ぜひこちらのHPでじっくりお時間のあるときに読み込んでみてくださいね!
さて、それでは早速わたしの生まれ育ちのところから話は始まりますが、最後までお付き合いいただけるとありがたいです
■わたしの育った場所
わたしは沖縄の島国で生まれ、大自然の中で育ってきました。
見てきた姿は祖母、母、姉と、女性がとっても強い家系です
(なんと夫婦で女性の方が稼ぐ家系です)
もちろん父親はとても尊敬していますし、大好きです
もともと両親が公務員の家庭で育ってきたのでとても堅実ですし、将来を考えて大学時代には教員免許を4つ取得しました。
結局使ったことがないままですが、、、
今思い返しても、絵にかいたような安定志向の道を突っ走っていたなと思います。
ただ今も残っていてよかったなというところは、財布のひもがとっても固いと自負できること!
それは経営の道に進んでも変わっていないですし、お金に対して厳密でいられるところがわたしの強みとはっきりと言えます。
高校時代には姉が行ってて楽しそうにしていたからという理由で留学をし、海外や海外支援への興味から選んだ国公立大学に進学。
さらに海外への関心を膨らませるとともに海外の方とお付き合いをしたりしていました。
(それが今の旦那様です💛)
会社選びの際には留学の経験を生かすのかと思いきや、いわゆる「内資の安定した大企業」ということで大手商社を選択しました。
今思い返しても、しっかり誰かに護ってもらおうという思いが強かったと思います
■社会人になって感じた、社会の厳しさ
そんなわけで希望していた会社に就職することになり、東京銀座のど真ん中に降り立ったわけですが、すごい時期に就職をしたなと思っています。
就職して間もなく起こったのが、“リーマンショック”です。
なんでも、今の小学生は教科書に載っているとか、、、
一番打撃を受けた東京のど真ん中にいたこともあり、目の前で先輩がリストラされるのをリアルに目の当たりにしました。
仕事をまっとうにしていたとしても、会社の事情により、早期退職を促されたり、
我が社だけではなく、当時はどの会社も生き残りをかけて、リストラを余儀なくされているのは、今思うと本当に強烈すぎる体験でした
学生の時には想像もしなかった現実が、そこにはありました。
強烈すぎて、自分の未来のこと、このままこの会社だけでしか働かないことを考えていてはまずいなと思いました。
また、女性でわたしと同じぐらい仕事ができた尊敬する先輩が、入社1年目のわたしとほぼ変わらない程度の給料をもらっていることを知った時も、衝撃でした。
その先輩は仕事ができることで有名でしたが、いつもお子さんの送り迎えのため、定時よりも早い時間にとても申し訳なさそうに各方面に頭を下げながら帰られている姿を毎日のように目にしていました。
とても仕事ができる先輩だったので、とても尊敬していましたが、
男性社会の中では時短で帰る先輩は昇進に遅れ、(産休・育休をとっていると、男性社員と比べると昇進のスピードが遅くなり、
昇進しにくくなる、帰ってくる時には前築いてきたポストには別の社員が入っているなんてことがざらにありました、、)
子育てもしながらキャリアを築いていくことの難しさも目の当たりにしました
今のエピソードからもわかるように、
わたしは危機感から、将来のことを考え始めたという感じだったんですよね
SDGsの項目の中で最初の部分で触れていた
「5.ジェンダー平等を実現しよう」という箇所に思い入れがあるのは、さっきの2つめのエピソード(育児をされていた先輩の話)などからきているのかもしれません
働き甲斐だけじゃなく経済成長も!男女関係なく、経済力をつけていくこと
そういうわけで、私の経験の中から、先ほども書いたように、女性として経済力をつけていくこと、経済的な意識を広げていくことはとても大事だなと感じています
お金があれば、解決できることがこの世の中にはたくさんあります。
育児もそう、親孝行もそう、生きていくにはお金が必要です。
その観点でいくと、SDGsの8つ目の項目も、わたしが重要視している意味が伝わるでしょうか?
■SDGsの8つめの項目「働きがいも経済成長も」
SDGsの項目の中でも「働きがいも経済成長も」の8つめの条文から一部抜粋します。
「それぞれの国の状況に応じて、人びとが経済的に豊かになっていけるようにする。開発途上国、特に最も開発が遅れている国は、毎年少なくとも年7%の国内総生産(GDP)の成長を続けられるようにする。」
「働きがいのある人間らしい仕事を増やしたり、会社を始めたり、新しいことを始めたりすることを助ける政策をすすめる。特に、中小規模の会社の設立や成長を応援する。」
「他の国に移住して働いている人、中でも女性、仕事を続けられるか不安定な状況で働いている人を含めた、すべての人の働く権利を守って、安全に安心して仕事ができる環境を進めていく。」
このような文面の中にも、
みんなが経済的に豊かになっていけるように、働きがいのある仕事をつくっていくこと、
それだけではなく、男女関係なくすべての人が働く権利を持てるようにしていくこと、
起業・創業などの新しいチャレンジをできるようになることが
理想として掲げられています。
この項目は、わたしが今になって考える様々な人のキャリアの軸になっています。
■全員がばっちりと経済力をつけていくということ
わたしは社会人になって社会の厳しさを知り、
自分で自分の幸せを叶えていくことを目標とし、
まずは、会社員と同等以上の収入を自分の力で稼ぐため、会社に通いながらダブルワークで立ち上げを始めました。
先ほども少し触れたように、守る必要があるものがたくさんあったからです。
ビジネスの経験はまったくありませんでしたが、先輩の経営者の方から学ぶようになり、実績をつくってきました!
経済力をつけてきたおかげで、大事な旦那さまと沖縄在住の両親、アメリカ在住の彼の家族のことを時間や、移動にかかるお金も気にすることなく、それぞれを大事にできる人生を手に入れることができました
一生懸命に考えて行動をしてきて、今では多くの仲間にも恵まれ、基盤となる事業とともに、JungleBrewery(ジャングルブルワリー)というクラフトビールのレシピ開発などを行う事業や、Itoop(アイティープ)というITコンサルティングの事業など多岐にわたって事業展開できるまでになりました。
クラフトビールはわたしも旦那様も大好きで、それを仕事の一部にできるまでになったのはとても嬉しいことです
20代のころから経済力の基盤をつくってきてよかった!!
心からそう言えます。
そのことに気づかせてくれた当時のメンターには、今となっては感謝してもしきれません。
日本の教育について思うこと
ところで、わたしは海外の文化に触れ続けてきたこともあり、
日本の教育について思うことが多々ありました。
人の考え方や価値観は、幼いころの環境によって形づくられるとはよく言いますが、
みなさんの今の考え方や価値観は、何の影響を受けていると感じますか?
■あまりにも経済について無知な日本
私は日本の学校のカリキュラムの中で勉強をしてきましたが、
経済のことについての授業を受けた記憶はほとんどありません。
日本の義務教育の中には、一人ひとりの経済力や金融知識に関する授業がほとんどないのが私の幼いころの現実でした。
数学の授業はあり、そこで足し算、掛け算などを学びますが、それとお金の関係でいうと、お小遣いの計算に使うのかな、という程度のことしか頭にはなく、いざ社会人になったときに、いかに経済に関する知識がないのかに驚愕しました。
■朗報!日本教育にも経済の内容が入ってきた!!
そんな中、最近朗報を耳にしました。
日本教育の中にも、経済に関する教育が入ってくるというニュースをゲットしました。
(出典:日経新聞)
高校家庭科で「投資信託」が導入されるというニュースです。
まさかの家庭科の授業なのか、、という感じではありますが、
改めて日本教育も今見直されて、少しでも多くの日本のこれからを担う方たちには、経済に関して(一般的な話としてではなく、自分の家計簿はどうなる?とか自分の将来は大丈夫かな?という観点で)学ぶ場が増えることを望んでいます。
視野を広げ、まずは知識をつけながら多くのチャレンジを!
SDGsとかけてわたしの人生を振り返り、日本の教育について、キャリアについて触れてきましたが、
まずは、とにかく行動してみたことが良かったなと今思えます
変化するスピードは、自分の行動に移すスピードの速さで決まるなと体感しています。
人生は一瞬。
SDGsの目標は2030年が一つのゴールになっていますが、
それまであと8年。
8年かけて、世界がどこまでこの今と変化を成し遂げているか、楽しみですね
8年後の地球の未来、そしてあなたの未来を想像してみてください。
1年でもかなりの変化を遂げてきた過去を振り返ると、それを8回繰り返した先の8年後はどうなっているのでしょう?
考えるだけで、わくわくしてきますね
みなさんの考える8年後は、どんな未来ですか?
どんな未来を作っていきたいですか?
あなたの人生でこれを実現したい!
もっと経済力をつけていきたい!
女性であっても、思う存分チャレンジしたい!
そう思っているあなたにとって、
SDGsの目標がひとつずつ達成されるということは、
よりその理想を実現しやすい社会が出来上がるということ。
そんな未来をつくっていくのは、わたしたちが思いっきり理想を描いて達成していく努力の先にあるに違いないと信じています
ぜひ、ともに未来をつくりましょう
とても内容の詰まった記事になりましたが、今日はここまで。
ありがとうございました〜!
それでは、また!
島袋尚美でした
■Itoop(アイティープ)
ITの力で人の繋がりを作り、人の輪を広げていきたいという意味を込めています。
■JUNGLE BREWERY(ジャングルブルワリー)
「たのしいはツクレル」をモットーに、無類のクラフトビール好きが立ち上げた「何でも屋」です。
■就活女子会
悩める女子大学生に送る、とっても気持ちが前進する就活相談のコラム。
■株式会社ゆいまーる 広報部 公式note
ゆいまーる広報部の素敵女子による、今どき女子の気になる話題から、 仕事へのパッションまで。
-----------
島袋 尚美(しまぶくろ なおみ)
20代で独立、2社経営するママ社長です😊
国際結婚ののち、夫と2人の子どもと暮らしながら、
たくさんの仲間と一緒に仕事しています♪
■経歴
・女性キャリア支援
・クラフトビール事業
・システムコンサル事業
・オーガニックショップ経営
■メディア
・ライブドアニュース
恋が生んだ廃棄野菜を救うビール
・VOGUE JAPAN
地球に乾杯! あらゆるロス食材をアップサイクルしたクラフトビール。
-----------