分子標的薬とホルモン剤… | 乳がんになったインストラクターのブログ

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いきなり乳がんになってしまったフィットネスインストラクターの日記みたいなもんです



さて、放射線治療が終わると次の治療はハーセプチン単体投与14回とホルモン剤服用です。

ハーセプチンとは何か…分子標的薬。
ざっくり言うと、ガンのエサとなるタンパク質を多く取り込む細胞が多い。
この取り込む細胞の活動を停止させるのがハーセプチンです。

医者や研究者ではないので、本当にざっくりですが、これは病院でもらった冊子に書いてあった事です。

最近認可された比較的新しい薬です。

ただしこのハーセプチンは効く人と効かない人がいて、これをfish検査などで調べて適応できるか判断します。
私の場合は、中間です。
効かないタイプではないが、すんごく効くタイプでもない。中間です。

これって正直微妙な不安が。
効いてくれてるといいけどなぁ。

先生に聞きました。
そしたら「強力な薬なので大丈夫ですよ」って。

あー主治医に言われるとホント安心します。

このハーセプチンは3週に1回の点滴になります。
これを14回やるのです。結構な回数。
でもハーセプチンのみなら副作用は殆どないので抗がん剤みたいに毛が抜けるとかもないです。

やってる間は再発の心配は皆無だそうで…終わったら?
終わったら不安だなー。


ハーセプチンの通院と合わせて始まったのがホルモン剤の服用です。
ノルバデックスという抗女性ホルモン剤を毎日1回飲みます。

このホルモン治療とは何か…
またまたざっくり言うと、女性ホルモンをエサにしてがん細胞が育つ。
なので、女性ホルモンを作らなくする薬です。

これもハーセプチン同様、効く人と効かない人がいます。
私の場合は…ハーセプチンと同じ中間です。境界域という検査結果でした。

効く方に1%陽性という事で飲んでます。
はっきりとホルモンをエサにしたタイプのがん細胞か分かりませんが、1%でもエサにしているのであれば癌になる可能性があります。
だったらホルモン剤飲みます。喜んで飲みます。

ホルモンもハーセプチンも中間…綱渡りのよう…どっちに転ぶか?不安です。

ホルモン剤を飲むと生理が止まります。
抗がん剤始めてからもうずっと止まっています。

生理が止まるという事は、更年期の症状も出てきます。
もうそういう年齢になるので、これは仕方ないと思っています。

更年期か副作用か分かりませんが、急に暑くなるホットフラッシュという症状が結構地味に辛いです。
何て言うのか、脳みそが溶けそうなくらい暑くなります。のぼせのひどいバージョン。

これを軽減させるために漢方薬で加味逍遙散を1年近く飲みました。
効果の程は正直分かりません。
漢方薬の副作用で、浮腫みやすくなるので利尿剤も一緒に飲んでいました。
薬の為に薬を飲むと言う…

漢方薬はやめて、今はエクオールというサプリメントを服用しています。
サプリメントなら副作用はないかなと思って。
このサプリの成分は大豆から作られています。なので毎日納豆を食べれば摂取できるようですが、私は納豆が苦手なので毎日なんて無理!って事で飲んでます。

現在(やっとここまできた)3ヶ月に一度の通院になりました。
ホルモン剤を今後5年間飲む予定なので、無治療という訳ではありません。

でも今まで血液検査とかマメにやってきたのが、急にやらなくなると不安です。
でもずっと怖がって生きる訳にはいかないです。

もし、万が一再発や転移があったとしても、今の病院と主治医を信じて頼りにしているので大丈夫だと思っています。

今までとは違う生活をしないとまたなっちゃう。と考え、自分なりに生活改善しています。
毎日近所のジムへリハビリの様に通っています。週6で。
1回行くと2時間程運動してきます。
これのおかげか夜はよく眠れています。

でも恐怖はずっと続きます。
腰が痛いと「骨に転移じゃ?」咳が出ると「肺に転移?」何でも繋げてしまいます。
でもこれは仕方がない事ですよね。
一回癌という病気になると何年も先までずっと不安になります。
いつ何があるか分からない。ある程度の覚悟はしているつもりです。

家族は覚悟はできているのかな?









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