一般発売今週開始! ボロフェスタ SP INTERVIEW2 | 沖縄LOVElog AmeVer.

一般発売今週開始! ボロフェスタ SP INTERVIEW2

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沖縄LOVElogをご覧のみなさん、こんにちは。
旧盆行事のまっただなか、みなさんいかがお過ごしですか?
高校野球も盛り上がりを見せ、旧盆も無事終えると
なんだか夏の終わりを感じさせますね。

さて本日お届けするのは、
京都でこの秋開催される熱いイベント「ボロフェスタ」のインタビュー第三弾。
イベント運営の裏側に迫ります。

ボロフェスタってどんなイベント?と、
脳内にクエスチョンマークが浮かんでいるあなたは、
こちらからチェックして下さいな。
・京都で話題の音楽フェス「ボロフェスタ」に大注目!!
・京都で熱い音楽フェス ボロフェスタSP INTERVIEW 01

ちなみにトップ画像はボロフェスタでMCを務める西村(mogura)さん。
それでは西村(mogura)さん、よろしくお願いします!!

ーさて、今年の10月で9回目を迎えるボロフェスタですが、今年も話題性のあるたくさんのミュージシャンが参加されますね。アーティスト・ブッキングなどはどのようにしているのですか?

ボロフェスタに出演するアーティストは一般公募ではなく、主催者が「カッコいい!! ボロフェスタに出てほしい」っていうアーティストに限り声がけをさせてもらっています。そもそも主催者全員がミュージシャンだということもあり、それぞれが全国各地でライブをするなかで、それぞれの土地のアーティストの情報を得てきますよね。そんな中で、凄いエネルギーを持っているバンドもいるので、そういう違いのあるるバンドを引っ張り上げるというのはあります。主催者が熱意を持って「こいつら呼びたい!」っていうのがいたら、呼んでいいというのが暗黙の了解なんですよ。そこまで言うならいいよ…って。

ーそうなると主催者それぞれの眼力も問われるわけですね。


※ボロフェスタ主催者であり、歌うたいのゆーきゃん

僕はライブハウスを経営しているので、ライブハウスに出演する若手のバンドや、その周囲で見かける話題性のあるバンドに声がけするのが担当。そのほかの主催者である、飯田とゆーきゃんは音源を売る仕事をしているので、今のミュージックシーンでどれが人気があるのか…ということにアンテナを張っているのは確かです。ちなみにブッキング担当はこの二人で、彼らがどんどんアイディアを出してくれるわけです。でもいまだに、レコード会社や事務所に突撃電話アポもしますよ。「はじめまして、ボロフェスタです」っていうところから始まって。

ー年々回数を重ねるうちに、ブッキングもしやすくなったのでは?
そうですね。ボロフェスタの知名度があがっていくうちに、メジャーのマネジメントをしているレコード会社やプロダクションから依頼されることもありますね。それから、参加しているアーティストそれぞれの音楽活動の中で、対バンや共演を経て、繋がりが深くなり、自分たちがインディーズであっても、相手が大物になることもあるし。繋がりが深ければミュージシャン同士っていうのは、バンドが大きかろうが小さかろうが、そこは変わらないんですよ。だから声をかけやすいアーティストもいるわけで。

ープロモーションはどのようにしているのですか?
それぞれが音楽活動を続けていくなかで、雑誌媒体や、ネット媒体などとの繋がりが出来ているので、告知掲載の依頼をしています。また、続けていくうちに向こうから「今年もボロフェスタやるんですね。うちでも取り上げさせてもらえませんか…」というのもありますし。ありがたいですよね。あとはそれこそインディーズバンドのやり方で、とにかくフライヤーを関西一円に撒きまくる。主催者自らライブイベントに足を運んで入り口で手配りをする…とか。


※ボロフェスタの主催者であり、Limited Express (has gone?)の飯田さん

それからOTOTOYっていう音源配信サイトの中に、ボロフェスタのオフィシャルサイトを設けさせてもらっているんですが、音源配信サイトなので視聴ができるというのが、ひとつの大きなプロモーションにもなっています。実は主催者の飯田がOTOTOYのスタッフなんですよ。

ーマスメディアからのトップダウン方式と、人海戦術的な口コミファンを集めるという、ふたつの方法を取っているわけですね。
主催者側も叩き上げのミュージシャンなんでね(笑)。最初はお客さんがいなくて、ノルマを払ってでもイベントをしていたようなミュージシャンが主催しているので、現場でどれだけ浸透しているのかというのが凄い大切だと思っているんです。それが格好いいっていうか。地元のミュージシャンとか、関西のミュージシャンがボロフェスタのために遊びにきてくれるような、そういう雰囲気を作りたいと思って。上の方で話がどんどん進んでいって、上の方からおりてくる情報をみんなが受け取ってというより、
下からどんどん突き上げていくようなエネルギーを
大切にしたいんです

エネルギーの産み方って色々あると思うんですけれど、僕らにとってはそういうエネルギーの産み方の方が性に合っているし、すごく格好いいし、テンションがあがるというか。もちろん大きなメディアに取り上げてもらって、僕らに発信できないような範囲で発信してもらって、それがみんなに伝わっていくというのも、「やるやん、俺ら」みたいになりますけれど。でもやはり下から突き上げていくのが僕らに合っているのかなと思いますね。

ー「ボロフェスタ」の存在そのものが、ミュージシャンの中で良い空気感を産み出しているんでしょうね。
そうですね。ボロフェスタのコンセプトは、音楽が集まるイベントでものすごく面白いものがしたい、京都で一番大きなことがしたい、そして「音楽で人をつなぐ」ことをしたいということ。
でも、やるからには自分たちが得しないと意味がない。それはお金としてギャランティを貰うのではなく、同じステージに立つ自分たちよりメチャクチャ知名度のあるバンドを見に来たお客さんをどう食えるかっていう。主催者のバンドのプレゼンの最大のプレゼンの場でもあるわけです。それは出演するそれぞれのアーティストにも言えることで、今年デビューするインディーズバンドも、メジャーなバンドも、ボロフェスタの中では同じミュージシャン。同じハコで、同じ観客を前にして、どうその場を盛り上げられるかっていうのが、大きな意味を持つわけです。

ー同じステージに立つことで、注目度を集めることができますからね。そうするとこれから生まれてくるバンドの憧れの場になりますよね。
プロモーションについてですが、ボロフェスタに出演することで、個々のアーティストのCDへの注目度は高まる?

そうですね。京都のTSUTAYAのある店舗で、飯田とゆーきゃんがアルバイトをしていたことがあったので、店舗にお願いしてボロフェスタブースを作って頂いたこともありますし、タワーレコード京都店でも同じように展開しています。もちろんボロフェスタ当日も物販ブースを設けていますよ。

ーお客さんからの反応を知る機会は? 例えばアンケートとか。
アンケートを取ることはないでが、最近はツイッターがあるから、どれだけ話題になっているのかリアルタイムでチェックできますよね。それから直接現場で、お客さんから声をかけてもらうコトも。特にボクは司会者でもあるし、ドリンクカウンターを仕切っていたりもするので、お客さんと直接話す機会が多いんですよね。それで「凄い良かったです。また来年もやって下さい」という声も多く聞きますね。その度にニヤニヤしているんですけれど(笑)。

ー企業のスポンサーを付けずにインディーズ発信で続けている思いは?
主催者それぞれ哲学は違うかもしれませんが、ボクとしてはバックがつくのであれば、その分お金の面の心配も減る訳で、最初の頃はそれでもいいのではと思っていたんです。でもイベントを重ねていくうちに、誰がやっているのかという、顔が見える感じが美しいなと思って。僕らはもともと西部講堂という場所に憧れがあって、そこから始まったのが「ボロフェスタ」。西部講堂というのは、学生運動の頃から今だに仕切っている自治体があって、反資本主義の牙城なんですよ。だから企業の介入を一切許さないっていうか。そういうのもあって、回を重ねて行くうちに、インディーズ主宰のこの手法がとってもカッコいいなって思えるようになって。何の後ろ盾もなしにゼロからやっているっていうのが、凄いロックだなっていうか。主宰の飯田が現場を仕切っているのですが、彼はものすごくパンクスの人間なんです。めっちゃ格好いいんですよ。「人の頼りになんかなるか、俺らでやんねん!」みたいな。飯田にそんなパンクスピリチュアルを教えてもらったっていう感じがありますね(笑)。それでもチケットが売れなかったら、その分本当に胃が痛くなったりするんですけれどね。

ーそれで、「ボロフェスタ」はたくさんのボランティアスタッフに支えられているわけですね。


※ボロフェスタの主宰でロボピッチャー Vo.の加藤さん

そうなんですよ。僕、飯田にゆーきゃん、そしてロボピッチャーっていうバンドのVo.を務めつつ、京都発のフリーペーパー「SCRAP」の編集長の加藤。
主宰はこの4名に、2週間に一度集まるメインスタッフが6~7名。大体10人強くらいのメンバーがいて、それぞれが部署のリーダーになる訳です。物販であったり、フードであったり、機材であったり。それにボランティアスタッフが毎年40~50名程で、ボロフェスタを運営しています。

ーメインスタッフはそれぞれ仕事を持ちながら、ボロフェスタのスタッフも務めているわけですよね?



そうですね。普段平日の昼間に働いている人もいれば、そうじゃない仕事をしている人もいるし。学生であったりするケースも、もちろんミュージシャンも。最初ボランティアスタッフで参加してくれた人が、イベントを仕切れるようになるわけです。ただの普通の女の子がひとりで単管とクランプでテントを建てるようになるんですよ。駆け出しの大工より絶対上手ですよ(笑)。
「イントレ(※1)組めても持てないんですけれど…」って言われることもあるんですけれど、「いいやん別に~。イントレ組めるやつと付き合えばいいやん」みたいな適当なコト言ってますけどね(笑)。
(※1 建築現場でよく見る鉄製パイプを使った組み立て式の足場)

ーイベントで成長していくんですね。今年はメインイベントまで、あと2ヶ月をきった頃ですが、今年のボロフェスタにかける意気込みは?
現在の準備段階としては、白黒のフライヤーを撒きだしていて、いろんな媒体で取り上げてもらうためのプレゼンをしているところですね。。ぴあの先行発売も始まり、いよいよ今週28日からは一般発売が開始されます。今年はブッキングが豪華になってきているので、話題になってきている。ここでどうたたみかけていくか…って感じですね。今年はKBSホールになって2度目の「ボロフェスタ」なので、2008年に規模を縮小していらい、取り戻しきれていないお客さんに、「ボロフェスタが帰ってきた」っていう実感を与えたいですね。

ーとっても楽しんでいる感じが伝わりますね。
楽しめていないとすぐに終わっていますよ(笑)。自分自ら楽しむことっていうのを大切にしていますね。ボクが何かあってテンパってしまうと、ボランティアスタッフにそのテンパリ感っていうのは伝わってしまいますし。それを伝えてもどうしようもないし。僕らが楽しまないと、楽しくないし。主催の人間が後ろの人間で固まっていたり、緊張感漂っているイベントというのは楽しくないですよね。やはり一番前でイベントを盛り上げていかないと。楽しみ方をお客さんにも、ミュージシャンにも教えていかないとね。それはバンドのライブも一緒。ミュージシャンが楽しまないとお客さんは楽しめない。どちらかというとミュージシャン的な考え方かも知れませんね。

ー今回はどうもありがとうございました!!
素敵なイベントになること、沖縄から願ってます!!


さて、気になるボロフェスタの詳細は下記からチェックしてくださいね。
そしていよいよ明日、ボロフェスタの魅力をUSTREAMで放送!!
25日(水)21時から、こちらで配信予定です。
今回インタビューに協力してくれた、西村さんが出演予定。
チェックお忘れなく。

BOROFESTA SPECIAL INTERVIEW
・京都で話題の音楽フェス「ボロフェスタ」に大注目!!
・京都で熱い音楽フェス ボロフェスタ SP INTERVIEW



BOROFESTA2010 INFORMATION
【大前夜祭】
日程:10月22日(金)
場所:京都KBSホール
   京都市上京区烏丸上長者町 KBS京都放送会館1F
時間:18:00開場 19:00開演
出演:DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN/ときめき☆ジャンボジャンボ

【昼の部】
日程:10月23日(土)24日(土)
場所:京都KBSホール
   京都市上京区烏丸上長者町 KBS京都放送会館1F
時間:11:00開場 12:00開演
出演:10月23日(土)
   BRAHMAN / PE'Z / ホフディラン / Riddim Saunter / PARA / bed
   片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ / 前野健太 / Limited Express(has gone?)
   ……and more!!!!!
   10月24日(日)
   Caravan / world's end girlfriend / Predawn(NEW!) / 神聖かまってちゃん / 毛皮のマリーズ
   踊ってばかりの国 / 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 / Turntable Films / ロボピッチャー
   ……and more!!!!!

【夜の部】
日程:10月23日(土)
場所:京都・神宮丸太町 CLUB METRO
   京都市左京区川端丸太町下ル京阪丸太町駅2番出口 恵比須ビル
時間:22:00開演
出演:LOSTAGE/ KING BROTHERS / ハヌマーン / Predawn / ゆーきゃん
   JAPAN-狂撃-SPECIAL / Taichi Furukawa(Riddim Saunter) / Tomoh
   LARGE400 / 高橋孝博(HALFBY) / 田中亮太……and more!!!!!

【BOROFESTA 2010 チケットINFORMATION】
料  金:大前夜祭券(22日) : 前売 3,300円 / 当日 3,800円 ※1ドリンク代別
     1日券(23日 or 24日) : 前売 3,800円 / 当日 4,300円 ※1ドリンク代別
     2日券(23日&24日) : 7,000円 ※1ドリンク付き ☆限定200枚
     3日券(2日通し券+大前夜祭) : 9,900円 ※1ドリンク付き ☆限定200枚
     BOROFESTA MIDNIGHT券 : 前売 2,500円 当日 3,000円 ※1ドリンク代別
先行発売:e+(イープラス)、Famiポートで先行発売中!! 
一般発売:8月28日(土)から一般発売開始
     ローソンチケット→http://l-tike.com/
     大前夜祭 Lコード : 58322
     1日券 Lコード:58372
     2日通し券 Lコード:58398
     3日通し券 Lコード:58402
     BOROFESTA MIDNAIGHT Lコード:58483
     チケットぴあ→ http://t.pia.jp
     Pコード
     大前夜祭券:115-695
     1日券 : 115-696
     2日券 782-725
     3日券 782-726
     BOROFESTA MIDNIGHT券 115-698
問  合:Live House NANO TEL. 075-254-1930(12:00~19:00)
     ボロフェスタオフィシャルホームページ

Twitter : ボロフェスタの最新情報はここで!!

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