老舗文具メーカーとの結託 CDT REPORT 02
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沖縄LOVElogをご覧のみなさん、こんにちは!!
文具フェチのtongです。
昨日から始まった、機能美に優れた文具CDTについて、
シリーズ第二弾をお送りしたいと思います。
本トピックからご覧の方は、シリーズ第一弾からご覧下さいね。
>>機能美に優れた文具 CDT REPORT 01
老舗文具メーカーが持つ歴史を活かす
CDTの、プロジェクトコンセプトとして重要視されたのが
1. 価格に左右されない物づくり
2. 職人や技術の継承に役立てること
3. 新しい販路やメディアの開拓

このコンセプトに基づき、プロジェクトを成功させるためには
一流老舗文具メーカーの業務提携(アライアンス)が必要でした。
ライバル社同士が手を結ぶという、
今までの常識を覆すような手法であったにも関わらず、
その呼びかけに賛同したのが
サインペンで有名な「ぺんてる」、
判子でおなじみの「シャチハタ」
また、のりで有名な「ヤマト」などなど。
その他にも、ハサミは「ライオン事務器」、
定規は「サンスター文具」、ノートは「竹尾」というように、
それぞれの得意分野の商品開発を文具メーカーが担当。
加え、2Dデザイナーには
英国デザイン誌「Wallpaper」の創始者タイラーブリュレ氏
3Dデザイナーには、デザイン家電で有名なamadanaを手がけ、
鄭秀和氏が代表を務めるインテンショナリーズを起用。
技術が世界水準であるならば、デザインチームも贅沢な顔揃えです。
AZZAMI氏がプロジェクトの第一歩として始めたことは、
各老舗文具メーカーへ赴き、それぞれの商品に対する思いを知る事。

例えばサインペンで知られる「ぺんてる」の場合。
「ぺんてる」のサインペンの開発の由来は、
当時主流であった油性マーカーが、裏写りする事に加え、
ペン先が太く画数の多い漢字を書くのに適していなかった事から。
ところが、インクを水性にし、画期的な技術でペン先を細くするという
企業努力の期待に反し、国内での売れ行きはいまひとつ。
そこで「ぺんてる」はアメリカの展示会に挑戦すると、
サインペンは偶然にも、大統領付きの報道官の手に。

[Photo from L. B. Johnson Library and Museum]
その後、報道官の手から、当時の第36代 L.B.ジョンソン大統領の手に渡り、
万年筆にない滑らかな書き味が気に入った大統領は
一度に24ダースをも注文したのだとか。
そこから、アメリカだけで1ヶ月だけで180万本を売り上げる人気商品に。
また、「ぺんてる」のサインペンは
アメリカで2度目の有人宇宙飛行計画の際に使用され
世界で初めて宇宙空間で使われたペンなんだそうです。
「老舗メーカーを訪れると、製品が出来上がるまでの様々な試行錯誤や、
ヒット商品になるまでの秘話があることが分かったんです。
でも、その部分は今まであまりクローズアップされていなかった。
こうした秘話を上手にアピールすることも、世界観を作り上げる要素になる」
とAZZAMI氏。
各老舗文具メーカーの歴史を大切にしながら、新しい製品を作り上げていく。
物づくりに対するこだわりは、さらに新しいストーリーとなり、
歴史に新たな一ページを加えていくことになるのです。
>>REPORT 03に続く(2010年3月12日公開予定)
Craft Design Technology レポート
・機能美に優れた文具 CDT REPORT 01
Craft Design Technology INFORMATION
オフィシャルホームページ:http://www.craftdesigntechnology.co.jp
沖縄販売店:MIX life-style
沖縄県宜野湾市新城2-39-8
(TEL) 098-896-1993
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シリーズ第二弾をお送りしたいと思います。
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>>機能美に優れた文具 CDT REPORT 01
老舗文具メーカーが持つ歴史を活かす
CDTの、プロジェクトコンセプトとして重要視されたのが
1. 価格に左右されない物づくり
2. 職人や技術の継承に役立てること
3. 新しい販路やメディアの開拓

このコンセプトに基づき、プロジェクトを成功させるためには
一流老舗文具メーカーの業務提携(アライアンス)が必要でした。
ライバル社同士が手を結ぶという、
今までの常識を覆すような手法であったにも関わらず、
その呼びかけに賛同したのが
サインペンで有名な「ぺんてる」、
判子でおなじみの「シャチハタ」
また、のりで有名な「ヤマト」などなど。
その他にも、ハサミは「ライオン事務器」、
定規は「サンスター文具」、ノートは「竹尾」というように、
それぞれの得意分野の商品開発を文具メーカーが担当。
加え、2Dデザイナーには
英国デザイン誌「Wallpaper」の創始者タイラーブリュレ氏
3Dデザイナーには、デザイン家電で有名なamadanaを手がけ、
鄭秀和氏が代表を務めるインテンショナリーズを起用。
技術が世界水準であるならば、デザインチームも贅沢な顔揃えです。
AZZAMI氏がプロジェクトの第一歩として始めたことは、
各老舗文具メーカーへ赴き、それぞれの商品に対する思いを知る事。

例えばサインペンで知られる「ぺんてる」の場合。
「ぺんてる」のサインペンの開発の由来は、
当時主流であった油性マーカーが、裏写りする事に加え、
ペン先が太く画数の多い漢字を書くのに適していなかった事から。
ところが、インクを水性にし、画期的な技術でペン先を細くするという
企業努力の期待に反し、国内での売れ行きはいまひとつ。
そこで「ぺんてる」はアメリカの展示会に挑戦すると、
サインペンは偶然にも、大統領付きの報道官の手に。

[Photo from L. B. Johnson Library and Museum]
その後、報道官の手から、当時の第36代 L.B.ジョンソン大統領の手に渡り、
万年筆にない滑らかな書き味が気に入った大統領は
一度に24ダースをも注文したのだとか。
そこから、アメリカだけで1ヶ月だけで180万本を売り上げる人気商品に。
また、「ぺんてる」のサインペンは
アメリカで2度目の有人宇宙飛行計画の際に使用され
世界で初めて宇宙空間で使われたペンなんだそうです。
「老舗メーカーを訪れると、製品が出来上がるまでの様々な試行錯誤や、
ヒット商品になるまでの秘話があることが分かったんです。
でも、その部分は今まであまりクローズアップされていなかった。
こうした秘話を上手にアピールすることも、世界観を作り上げる要素になる」
とAZZAMI氏。
各老舗文具メーカーの歴史を大切にしながら、新しい製品を作り上げていく。
物づくりに対するこだわりは、さらに新しいストーリーとなり、
歴史に新たな一ページを加えていくことになるのです。
>>REPORT 03に続く(2010年3月12日公開予定)
Craft Design Technology レポート
・機能美に優れた文具 CDT REPORT 01
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沖縄販売店:MIX life-style
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