こんにちは、
越川達希です。

今回は、沖縄の方言について、もう少しレベルアップした形でお伝えしようと思います。

沖縄では、深く心に染みいる言葉を黄金言葉(くがにくとぅば)と呼びます。

琉球王朝時代から、日本や中国のはざまで生き延びていくための知恵や教訓がことわざとして、今もなお沖縄人の方言に残っているのです。

ぬちどぅたから(命こそ宝)…命が一番大切。沖縄は太平洋戦争の激戦地。戦争で多くの人々の尊い命がなくなりました。命さえあれば苦しいことも乗り越えられる、何があっても命をなくしてはいけないと強い意味があります。

なんくるないさー(なんとかなるさ)…本来は、「まくとぅそーけー、なんくるないささー」で、「真のこと、正しいことをしていれば、なんとかなる」=正しい道を信じて努力すれば必ずいいことがある、報われるという意味です。

ちむぐくる(ちむ=肝、ぐくる=心)…真心、心根。沖縄の人のやさしさ、豊かさを表す言葉です。表面的な気持ちではなく、心底相手を思う気持ちを表します。

沖縄には、昔から伝わる素晴らしい言葉が数多くあります。ぜひ、沖縄の方言に触れ、更に楽しんでいただきたいです。