午後6時40分
サッカーの練習から帰宅した息子
タッタ 「ただいまもどりました~。」と挨拶し、ススーっと
当たり前のように 私の ひざの上に座る。
タッタ 「は~。今日はさむかった~。」
ひざに乗った息子の手をとって
私 「本当だ。 手が冷たいね。 手、洗っといで。うがいもね。
お湯は使わないでね。手が荒れるから。」
タッタ 「うがいはね、サッカーの練習が終わってからみんなで、イソジンで
うがいしたよ。」
私 「そっか。 じゃあご飯入れるね。今夜はナポリタンだよ。」
食 後
部屋に入り、ランドセルから用紙を取り出し
タッタ 「お母さん。見て~。算数のテスト100点だよ。すごいでしょう?」
私 「本当だ。すごい。えらいね~。」 軽くハイタッチ
それから、部屋に戻ったタッタは・・・・静かだ。
塾の宿題かな?それとも小学校の宿題を始めたかな?
いいえ
どうやら、眠る体制に入ったもよう。 (ガックシ)
息子は眠くなると、手遊びを始める。
幼児の頃から変わらない。
右手と左手
を何かに例えて お互いを戦わせたり
会話させたりしている。
時には、大量のクリップや、長いチェーンなどを使って
飽きずに、ずっと遊んでいる。
そっと息子の様子を見ながら、心の中でつぶやく私。
「君は・・・大丈夫なのかい?」
何度このせりふを言わせてくれるのよ~
以前、何をしているのか訊ねた事がある。
彼なりのストーリーがあるらしかったが
ボキャブラリーの乏しい息子の説明を聞いても
結局、よくわからなかった。
だから、この日は、勉強しなさいとは言わなかった。
きっと疲れてこのまま眠るはずだから。
おやすみ かわいい私の坊や。