霧島といえば・・・
芋焼酎か、
お相撲さんか、
宮崎県でしょうか。
昨日は小林市に泊って、今日は霧島を回ってきました。
沖縄県のTV放送局は、日テレが無いですね。
ズームインも24時間テレビもありません。
もちろん、テレビ東京も無いですね。
宿泊したホテル(旅館?)でテレビを見ようとしたら・・・
↑民放は2局でした。
ついでに言えば、シャンプーもありませんでした。
石鹸で頭を洗ってみたけれど、全ての脂を持っていかれてしまいました。
あ~楽しいね、宮崎は。
さてさて、沖縄県で生産された交雑種(通称:F1 ホルスタインと和牛の子)の子牛を買っていただいている霧島の肉用種の牛さんの育成農家を訪問いたしました。
↑よく乾いたノコクズの上で、のんびりゆったり。
あの~、沖縄の子牛を買ってみていかがですか?
もっともっと、改善点を上げるならどうしたら良いですか?
3戸の農家さんも、組合の人も、そろって言うのは、
「種をもっと考えて欲しい。」
でした。
種とは和牛の精液のこと。
ホルスタイン(乳牛)のお姉さま方に、和牛の種をつける。
その種です。
沖縄から買ってきた子牛自体は、それほど悪い牛ではないという。
だけど、これを半年くらい育成して、全国の肥育農家さんへ、セリで売ります。
この時、沖縄県産の和牛の名前では高くなりません。
全国区で有名な種であれば、高く売ることができます。
沖縄の人は沖縄が大好きだからでしょうか?
何かシガラミがあるのでしょうか?
沖縄で授精をする場合、沖縄の和牛の種を使いがちな、沖縄の酪農家さんへ、
是非とも、家畜改良事業団の種を使って欲しい。
沖縄県産の1,000円くらいの種を使うのではなく、あと3,000~4000円くらい高い事業団の種を使ってほしい。
その3,000~4,000円の投資は、かならず30,000~40,000円くらいの価格差が子牛販売で出るのだから、と。
沖縄では肉牛肥育の農家さんは少ないです。
戦後、安くUSやオージーのお肉が食べれたからということ、
暑くて肥育なんてしてられないということ、
らしいです。
酪農で生産されるF1の子牛は、内地で育成・肥育されます。
であれば、内地で高く取引される精液を使ってほしいです。
もちろん、沖縄県の和牛血統が全国のF1交雑種で高い評価が出るようになるのであれば、ウチナー精液でも良いと思います。
でもでも、それはまだ達成できません。
昨日の熊本県の家畜セリ市場の傾向から言っても、
高く取引される牛&そうでない牛には、発育の差も大きいですが、
血統の差は大きくありました。
どうせだったら、高く売りたいよね!
今、目の前に広がる現実は、スモール子牛も安いし、育成素牛も安いし、肉の価格も安くなっております。
それでも、少しでも生産効率を高めて、経営安定に寄与できるのならば、沖縄の酪農家さんも、霧島の育成農家さんも、そしてその先の肥育農家さんに・・・
まずは、経済効果の高い精液の選定をお願いしたいのです!
(※この報告は、年明けの購買指導課だよりで報告しますね)