乳牛は仔牛を出産しないと泌乳生産をしませんので、酪農業にとって乳牛が妊娠することは非常に大事です。


べこちゃん日記-授精1

↑本日、発情したオネーサン


普段はのんびりゆったりした乳牛ですが、約21日周期で発情をした時には、少し落ち着きがない状態になります。


牛舎にはホルスタイン種のオス牛さんはいませんので、人の手により授精をします。



べこちゃん日記-授精2


↑豊見城の木村拓也(?)の協力をいただきました



べこちゃん日記-授精3


↑まずはデリケートな部分をキレイにします


オス牛さんの精液は冷凍されて小さなストローに入って保存してあります。これを36℃のお湯で30秒融解します。



べこちゃん日記-授精4


↑器具を使って子宮口を確認します


ベテランの授精師さんの場合、直腸の方から入れた手だけで子宮口を確認できますが、万全を期して確認しています。

いや~ん



べこちゃん日記-授精5

↑精液のストローを先に装着した長い金属製の注射器を子宮口にいれます



べこちゃん日記-授精6


↑受胎してね!と念を込めて注射器を押します  エイッ



今の暑い時期にはなかなか受胎しませんが、酪農には大事なお仕事です。

妊娠期間280日後に仔牛を出産してくれることを祈りながら、酪農家さんは授精業務をしています。


お疲れ様でした!