千葉県は9日、白井市の農家で露地栽培された原木シイタケから、食品中の放射性セシウムの新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)の7倍以上の740ベクレルが検出され、検査前の先月下旬に約4キロ販売されていたことが判明したと発表した。


 4月1日以降、県産シイタケから新基準値を超すセシウムが検出されたのは初めてで、県は同市に対し、出荷自粛を要請した。シイタケの出荷自粛・停止はこれまで農家単位で行われていたが、新基準では市町村単位で実施される。


 県森林課によると、この農家は、3月20~25日に同市内の無人販売所で1袋250グラム入りシイタケを17袋販売。すべて消費されたとみられる。また、同市内の別の農家も3月下旬に500グラム入り10袋を行商販売していた。

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