これまでの経緯

 

20代 

子宮腺筋症と診断

 

30代前半

卵巣嚢腫・子宮内膜症と診断

 

30代後半 

結婚と同時に不妊治療開始

(自費採卵2回→凍結卵5個)

不妊治療と並行して、腺筋症や内膜症の治療

(ジエノゲスト・レルミナ・リュープリン等)

 

移植2回→1回着床→24週死産

 

移植2回(最後は2個移植)→1回着床→ここ

 



破水後の陣痛


とにかく
入院をして様子を見ることになりました。



入院前の検査をしているとき、
突然、猛烈におなかが痛くなりました。



声が出るほどです。


先生も驚いた様子で、
急いであかちゃんにも影響のない
鎮痛剤を投与してくれるとのことでした。




痛みが少し落ち着いたところで
先生からお話しがありました。


いまの状態は、進行流産というらしい。



破水をしても、
お腹の中で生きられることもある。
早く生まれてきてしまうこともある。


いまの状況だと、
中絶も視野に考える必要もあるかもしれない。


そんな内容だったかなと思います。




中絶なんて考えてもみなかったし、
わたしは少し冷静でした。


あの大量の出血、陣痛、破水。。


絶対に生まれてきてしまう


そう、思っていました。





約9ヶ月で戻ってきた分娩室



救急外来から病室への移動に

車椅子で行かれるか聞かれました。



痛みも引いていたから大丈夫と答え

起き上がりましたが、

座った途端にとんでもない痛みが。




急遽ベッドで運んでもらうことになりました。




コロナの陽性中だったので、
病室には入れずに
分娩室に運ばれました。



9ヶ月前、死産を経験した同じ場所です。




次は出産するときに戻ってくる!って、
そう思っていたのに。
予想もしていない展開でした。




分娩室のベッドに移動した瞬間、


これはもうダメだ…


という感覚に襲われました。




先生がすぐに確認すると、やはりもう
あかちゃんが出てきてしまっていました。



涙は出ませんでした。


ただただ、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。