その日は地獄のような痛みからも解放され、ロキソニンを飲めば過ごせるようになっていました。


そろそろシャワー浴びようかなと思い始めたから、ドク、ドクと出血しているような感覚がありました。


でも、出血は続いていたし、いつも通りだから大丈夫だろうと22:00ごろシャワーを浴びました。


浴室から出ようとしたところ、かなりの量の血が足を伝うのが見えました。


『え?』
シャワーで流しても流しても、どんどん出てくる出血。


なんとなく水で流すのは良くないのかもしれないと思い、バスタオルで抑えながらトイレに移動しました。


【生理2日目を超える出血があった場合は、連絡を】と、病院からは言われていたので、トイレから自分で電話をかけました。


夜間なので、その日夜間担当の先生が電話に出てくださいました。
不妊治療のとき何度もお世話になった先生の声でした。


先生からは、
普通に出産していたら、そろそろ退院かな?というころ。
おうちにいて動くことも多いだろうし、出血があっても大丈夫。


話しているころには出血も落ち着き、トイレから出られそうでした。


そして、『今回は残念だった』という先生の言葉にもとても救われました。




初めての経験でただただ不安の中、声を聞いただけで落ち着ける先生の存在は本当にうれしかったです。



その日以降、怖くて夜にシャワーを浴びることが出来なくなりました。

烏の行水状態でしか、入れませんでしたし、何かあった時にすぐに診てもらえる昼間しか無理でした。


女性は出血に慣れているとは言っても、予期せぬ大量出血は本当に怖いものがありますよね。