send-ai届けプロジェクトの進捗について。 | 京都から世界に自産自消を広めて農業革命を起こすマイファーム日記

send-ai届けプロジェクトの進捗について。

こんにちは!西辻です。



send-ai届けプロジェクトですが、確実に進んでいます。少しでも多くの人に協力をしてもらいたいので

昨日、http://send-ai-project.jp/  からメーリングリストに登録してもらったひとたちに

送ったメールを転載します。



こんにちは、マイファームの西辻です。
地震が起きてから1ヶ月が経ちましたが、現在もまだ余震が続いていて
日本全体が不安にかられています。

先日、このプロジェクトの祈願ともう地震が起こらないでほしいという願いと
被災地の復興を願って、大洗礒前神社と鹿島神宮にお参りにいってきました。
鹿島神宮は地震の守り神がいらっしゃるのですが、その力が弱まっているのではないかと
思い、お神酒をかけにいったのですが、なんとたくさんの人がお神酒をかけて、祈っていました。
まさに神頼みとはこういうことかと思ったのですが、横にいた人に話しかけると、沖縄から
来たそうで、神に頼むんじゃなくて、普段の感謝の気持ちを伝えればそれが、力になるから
普段どおりでここまでこれたことにありがとうというといいですよ、と教えてもらいました。

皆さんもお時間があれば地震の守り神に感謝の気持ちを伝えにいくと心がすっと落ち着きますよ。

ところでプロジェクトですが、仙台に入っていたこともあり進捗報告が遅くなり申し訳ありません。

今日現在は以下のような動きになっています。

①マイファームの利用者の方々が管理人と連携をして作物を栽培して被災地の方々に
お届けするプロジェクトについて

⇒現在、300人前の野菜供給量が皆様のおかげでできており、280組弱の方々の送り先が
こちらに来ており、順次割り振っています。供給側はその農園の管理人さんが取りまとめていますが
参加している農園と参加する余裕のない(場所がないなど)農園がありますので利用者の方から
管理人さんにきいてみてください。管理人さんには現地の方々の連絡先を割り振っており、
各自、連絡をとりあってくれています。今後は直接つながったところで野菜を送りあったり、お手紙を
するような関係性になってくれればと思っていますし、現地の方々には近くのお野菜を欲している人たちに
配ってもらったり、送り先としてウェブ上から問いあわせてもらえればまだ供給できます。
ぜひ野菜愛を東北へ届けましょう!

②被災した農地の再生について

⇒先週、現地に入ってこのプロジェクトに参加していただいているエコネットの伊賀さんにご案内いただき、
若林区をみてきました。津波で流された当時とそれほど変わらず多くのがれきなどが落ちていて塩も固体として
地面に付着していました。それよりも目についたのが、医療廃棄物、産業廃棄物、汚物処理施設の残骸でした。
これらは塩害よりも厄介でそこで作物を栽培した場合、重金属などが入っている恐れがありかなり慎重に
なる必要があると感じました。現在、マイファームの検査機関に土をだして調査をしていますのでそのデータも
ここで公開します。逆に津波の最終地点に近い内陸部では、軽く波がきている程度なのでここの
塩抜きは自然の浄化に任せても1年くらいでいけると感じましたので以下のように動いていこうと考えています。

内陸部の被害がちいさい地域に関しては、地主さんの理解を得られたところはマイファームで農地を借り上げて
塩があるからこそおいしい作物(トマト・ネギ)を栽培していこうと考えています。またその際には雇用は地元の
農家さんを雇用することで安定雇用を提供しようと思っており、3年後に返してほしいとなれば返却できるように
しようとしています。

一番被害の大きい地域は宮城県と国が話を進めているようで公園などにするそうなのでそれは行方を見守って
行動できるところがあれば提案をしようと考えています。

③被災地で農地を失った方の移住について

⇒現在、ウェブサイトで申込みを開始した段階までいきました。実際、現地にいって思ったのが、マイナスの状態から
ゼロに戻す活動が中心でゼロからプラスにもっていく時期にはないと感じたため、それまでにもう少し詳細をつめて
おくべきだと感じています。この活動については、農水省も協力をしてくれていて人の紹介やアドバイスを頂いています。

またプラスアルファの活動として、この活動に参加されている三共精機株式会社の石川社長からエコネットの伊賀様へ
ゴム手袋が送られました。ご協力ありがとうございます。

今回の仙台入りでは、たくさんの人たちに大変にもかかわらず助けていただき、色々と教えてもらいました。