むごん読書会もはじめてます~「わたしはばかだから。。」、中卒シングルマザーの苦悩~ | 沖縄移住ブログ

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お気に入りのカフェ。
三日三晩、徹夜して、三度のご飯もそのカフェでいただきました。
徹夜で論文を仕上げたのは、4月以降、沖縄へ来て二度。
カフェを出たのは、シャワーの時と、まよなかのおさんぽの時だけ。
それまでは、ぼくという人間の特質、集中すると、まわりが見えなくなる、ということもあるのか、お給仕してくれるウェイトレスさんのことをマジマジながめたあこともなかったが、、、
ぶつぶついいながら、髪をかきむしりながら、パソコンに向かう僕を、静かに・密やかに、応援してくれたらしい。
注文もしていない、冷たい飲み物、ぜんぶ、彼女たちのおごりだったらしい。テーブルの上に置かれたものを、自動的に口に持って行っただけ、という、ばちあたり。。
そう言えば、注文もしていないバターたあっぷりの厚切りトーストも、食べたような記憶が・・それは、どうやらマスターの
おごりだったらしい。。
応援してくれていたのか、早く出て行ってほしかったのか(笑)、脱稿した時には、みんなが拍手してくれた。。
そういう(どういう?)僕の『まよなかのおさんぽ』に、スタッフの”くすくすさん”たちが、クスクス笑いしながら後をついてきたのは、ごく自然な流れだったのかも(笑)
それ以来、少しずつおしゃべりするようになったのだが。
彼女たち曰く、
「わたしは、ばかだから」とよく言うこと。
ふたりともシングルマザーとのことだが、ひとりは、離婚して。ひとりはつきあっていた彼が、妊娠がわかったとたん離れて行ったらしい。
その中で、両方の彼氏・ダンナの共通点は、彼女たちのことを、よく「ばか」と表現していたと言う。。
そして、ふたりは、口をそろえて言う、、
「私たち、実際ばかだから。。」
で、僕は聞いた
「それは学歴のこと?それとも、彼氏や旦那の思った通りの女になれなかった/な「ら」なかったこと?それとも・・・?」
途中で、片方が泣きだした・・
で、僕が、彼女たちに聞こえないように、小さい声で、しかも、ぼそぼそ声で、、、
「この世に、あほなやつはいても、最初からバカな人間なんていない・・・」
なんだか、かなしくなってきた。それは、不遇な彼女たちへの同情ではなく、
自分の人生を呪うことなく、自分自身をばかと呼んで、心の整合性を保っている彼女たちのたくましさが、かえって。。
ぼくのひとりごとは、じつはマスターが聞いていたらしく、
後に彼女たちに、そう伝えたらしい。。
それからだ、彼女が、ぼくの「まよなかのおさんぽ」について来始めたのは・・
自分を理解してくれる男性がいて嬉しかったから?
それとも・・・?
もうひとつ・・それからだ、彼女が、僕の読書会に参加し始めたのは・・
ふたりで、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」、一日2頁と決めて読んでるみたい。
で、マスターに後で聞いたんだけど、
「これって実話ですかああ?」
「この話しって日本?」
ふふ。。好きに読みなさい。。クスクスさんたち。読むのに、いいもわるいも、ただしいもただしくないもないんだよ。好きに読んで、好きに感じればいい(*^^)v