福山市を拠点に、
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こんにちは、栄養士の藤井鈴子です。
今日は、料理の彩に欠かせない、今出回っている人参です。
人参は通年出回る便利な野菜。
サラダやスープ、お菓子やパンにも使って、おいしく食べましょう。
人参の旬は4~7月と、10~12月の2回あります。
春人参は、水分が多く、さわやかな甘味が魅力です。
おいしい人参の見分け方は、赤みが濃く、ひげ根が少なく表面がなめらかで、茎の直径が小さいものです(軸が太い人参は、芯が太く硬い)。
タワシで洗って、皮はむかずに、そのまま使いましょう。
人参にはβ-カロテンがたくさん含まれ、粘膜の健康維持、抵抗力を高め、活性酸素の発生を抑えて取り除き、老化防止にも役立ちます。
その他、ビタミンAも多く、目や皮膚の粘膜の健康維持、視力の保持に関わり、美容効果のビタミンCは、コラーゲンの生成、健康な皮膚や粘膜の維持、抗酸化作用や鉄の吸収を良くするはたらきがあります。
また、食物繊維も多く、便のかさを増やし腸を刺激して便秘対策に役立ち、腸内で善玉菌の増殖を助け、腸内環境を整えます。また、カリウムも多く、細胞の浸透圧の調節、水分保持、体内の塩分(ナトリウム)の排泄を促進します。
人参を保存する時は、野菜庫に立てて入れます。1本切ったら、全部切ってそのまま冷凍しておくと、便利に使えます。
彩として、どんな料理にも登場する人参ですが、私のお気に入りレシピご紹介します。
<じゃがいもとにんじんのきんぴら>(4人分)
じゃがいも 2個
にんじん 1本
いりごま 少々
みりん 大1
しょうゆ 大1
油 大1
1,じゃがいもは皮をむき細切り、にんじんは、長さ4cmの細切りにする。
2,鍋に油を熱し、にんじん、じゃがいもを加えて炒め。全体に油が回ったら水30CC加え、煮立ったらみりんと醤油を加え、弱火にして3分煮て、器に盛り、いりごまをふる。
<人参のたらこ炒め>(4人分)
にんじん 2本(約300g)
たらこ(小) 2はら(約100g)
サラダ油 大1/2
酒・水 大1
みりん 小1
1,にんじんはせん切りにする。たらこは縦に1本浅く切り込みを入れ、スプーンで身をこそげ取る。
2,フライパンにサラダ油入れて熱し、にんじんを入れて炒める。
3,全体に油が回ったら、酒と水を加え、ふたをして火を弱め、3分蒸し焼きにする。
4,ふたを取り、たらこと、みりんを加えて全体にからめ、たらこがパラパラになったら器に盛る。
<にんじんポタージュ>(4人分)
にんじん 2本
玉ねぎ 1/2個
じゃがいも(小) 1個
バター 大1
A
コンソメ 1/2個
牛乳 2C
塩 小1/2
こしょう 少々
パセリ 少々
1,じゃがいもは皮をむいて5mmの千切り、にんじんも千切りにする。
2,鍋にバターを入れて溶かし、1を入れて炒め、油が回ったら水1Cを加え、煮立ったら弱火にして15分煮る。
3,2の粗熱が取れたらミキサーにかけ、鍋に戻し入れて火にかけ、Aの材料を加えて煮立ったら火を止め、みじん切りのパセリをのせる。
<キャロットケーキ>
にんじん 1本(約150g)
卵 2個
砂糖 180g
塩 ひとつまみ
植物油 1/2カップ
レーズン 50g
薄力粉 200g
ベーキングパウダー 小1
シナモンパウダー 小1
くるみ 50g
1,レーズン、くるみはそれぞれ粗く刻む。
2,薄力粉、ベーキングパウダー、シナモンパウダーを合わせておく。
3,にんじんはすりおろし、おろせない部分はせん切りにする。
4,ボールに卵を割りほぐし、砂糖、塩を加え、泡立て器で卵と砂糖がなじんでとろりとするまで混ぜる。植物油を3回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。
4,レーズン、にんじんのすりおろしとせん切りを加え、ゴムべらで全体がなじむまでざっと混ぜ、2をふるい入れ、くるみを加えて、練らないよう底から返すようにさっくりと混ぜる。
5,鉄板にクッキングシートを敷き、4を伸ばして入れる。
6,180℃に温めたオーブンに5を入れて30分焼く。
*パウンド型で作ってもOK(分量半分にする)
*出来上がりに粉糖をかけるとよい。