お釈迦様は、四聖諦(苦・集・滅・道)を説かれました。

その意味は、読者の皆さま方も、もうご存知と思いますが『この世は苦である。修行の場である。それが真実、真理である、....』です。

このお釈迦様のお言葉では『この世は苦』です。

よく、『世の中の人達は、みな倖せそうに暮らしているのに、私の家族ばかり次々不幸が起きてしまって、これでは不公平よ‼︎』といって怒っている人がいます。

ですが、どのご家庭にも、なんらかの悩みや、苦しみが一つや二つはあるものです。

ですが、どなたも表面は、他人には分からないように、つくろっているものです。

毎日のテレビや新聞で分かるように、何と悲しい事件がたくさん起こっていることでしょう。

でも、世の中は、こうした不幸や災ばかり、起こっているわけではありません。

日夜、皆さんを守って下さっている"守護神様"というすばらしい存在があります。

守護神様は"二十四時間"あなたのそばにいてお守りくださっています。

たとえば、列車の大事故をあなたの守護神様が、事前にお分かりになっていらっしゃる時は、何とかしてその列車に乗らないように、必死にお働き下さいます。

乗車券を置き忘れさせたり、落としたり、モーレツな腹痛を起こさせたり、また実家のお年寄りの方をその時だけ危篤にいたらしめたりして、その大事故の起きる列車にあなたが乗らないように、ありとあらゆる方法でお守りくださるのです。

飛行機の墜落事故や海難事故の場合も同じです。

このように守護神様が事前に大きな災を察知できた場合は必死であなたに訴え、災から守ろうとしてくださっています。

新しく宗教に入ろうとする場合、守護神様や先祖(霊)がお嘆きになる宗教、教団に入りますと、守護神様があなたを守護する力がまったくなくなります。

どうぞご注意下さい。

守護神様に日々ご守護を賜るには、毎朝の心からなる感謝のお祈りがとても大切であり必要です。

またその日その日に起こったことを、出来れば朝、素直な心で神棚に向かってご報告なさることをお勧めいたします。

すべてのことが感謝から発しなければなりませんが、お願いごとだけでなく嬉しい時、悲しい時、辛い時、悩みごとがある時、また失敗ごとや反省しなければならないことがあった時も神棚の前に座り、すべてをお話し、聴いて頂くとよろしいのです。

また、そうした守護神様へのお願いごとに対する"感謝の御礼"は、あなたのお優しい心と日常生活の中での功徳を積むことでよろしいのです。

そしてもう一つの"感謝の御礼"は読経です。

あなたが人に親切にしたり、あなたがお幸せだったりすると守護神様は、とてもお喜びになられますし、あなたが他人に親切でなかったりしますと、守護神様はとてもお悲しみになられます。

そのことを決して忘れないで下さいね。

そして実生活の中で功徳を積むのと共に『般若心経』や『光明真言』(巻頭に説明をして載せてあります)を、神棚に感謝の気持ちでお唱えすれば、守護神様は大層お喜びになられます。

どうぞ、ますます守護神様にご守護を賜れますよう日々の感謝のお祈りに励んで下さい。

合掌

続・神霊界の神秘より