"お大師さま"より
このところの日本に起こる若者の事件、
真に残念で悲しい許りじゃ。
若者だけが悪いとは決して言えない。
時代と共に価値感が大きく変わってきたことも
原因の一つ。
総てが点数付けの世の中になってきておる。
子供を例えてみても百点をとる子はよい子で、
〇点をとる子は困った子。
運動面でも、かけっこで一等をとる子が優秀で、
びりになる子が、どうしようもない子。
学校とてそうじゃ。
一流大学に入学することが、とても素晴らしいことで、中学で、その先、高校に進学しないのは人間として欠陥の様な扱い方......。
数えればきりがない。点数を見て大方の人間は良し悪しを決めてしまっておる。とても愚かなこと。お釈迦様も申しておる。
"この世は修行の場である"と。
逆を返せばその修行の一日いちにちを、その者なりに生きておることがどれ程素晴らしいことか、それを感じとりなさい。
世の中の良し悪しの判断でみてみると、
東大に入った者が一番日本では倖せ者と
みられるかのう。決してそうではなかろう。
学力、財産、健康イコール倖せでは
決してないこと。
"心の善さが倖せを生む"
これこそが宇宙法則じゃ。
宇宙に我一人!
同じ人間は存在しない!
"天上天下唯我独尊"
このことなり!
親は子供を我が者(物)思ってはならぬ。
親にはそれぞれの道があり、子供にもそれぞれの道がある。どんなに子供の人生を代わってやりたくとも代わってやれない。
また、子供に親の理想とする人生を歩ませようとしても、それは無理。このことを悟れ!
点数、順位だけを子供に望んではならぬ。
"百の注意、一つの褒め言葉"
"百の褒め言葉、一つの注意"
どちらが子供の生きる喜びを見い出せるか、
大事なことじゃ。
中には、それを甘やかしと、とる者がおるが
決してそうではない。
老いも若きも誰もが寂しいのじゃ。
皆孤独じゃ。
他の者に自分が分かってもらえていると言う
安心感は"生"につながる。
子供にとって身近な親がそうあるべき。
廻りに認めてもらっておると言う安心感が心を安定させ、心身共の成長を促す。
現代の起こっている事件が物語っている様に
孤独な若者が何と多いことか!
連鎖反応で似たような事件が続いてしまう恐れあり。
悲しいことじゃ。
心豊かに、日々の生活によろこびを見い出し、
今を大切に、自分を大切に!
掛替えのない生命、たった一つの生命を大事にせよ。
合掌
畏れ多いとは思いますが
お一人でも多くのかたを
お救いしたいと思っております。
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
合掌
日本に大きな災いが起こりませんように
日本が平和でありますように
地球が平和でありますように
宇宙が平和でありますように
どうか、どうか、どうか、
よろしくお願い申し上げます。
合掌