村上春樹さん/カタルーニャ国際賞受賞スピーチ原稿より抜粋。
~「非現実的な夢想家として」Unrealistic Dreamers~
(略)壊れた道路や建物を再建するのは、それを専門とする人々の仕事になります。しかし損なわれた 倫理や規範の再生を試みるとき、それは我々全員の仕事になります。我々は死者を悼み、災害に 苦しむ人々を思いやり、彼らが受けた痛みや、負った傷を無駄にするまいという自然な気持ちから、 その作業に取りかかります。それは素朴で黙々とした、忍耐を必要とする手仕事になるはずです。 晴れた春の朝、ひとつの村の人々が揃って畑に出て、土地を耕し、種を蒔くように、みんなで力を 合わせてその作業を進めなくてはなりません。一人ひとりがそれぞれにできるかたちで、しかし心を ひとつにして。
(略)…あなた方や私たちが等しく「非現実的な夢想家」になることができたら、そのような国境や文化を超えて開かれた「精神のコミュニティー」を形作ることができたら、どんなに素敵だろうと思います。それこそがこの近年、様々な深刻な災害や、悲惨きわまりないテロルを通過してきた我々の、再生への出発点になるのではないかと、僕は考えます。我々は夢を見ることを恐れてはなりません。そして我々の足取りを、「効率」や「便宜」という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。人はいつか死んで、消えていきます。しかしhumanityは残ります。それはいつまでも受け継がれていくものです。我々はまず、その力を信じるものでなくてはなりません。
For Smile…
昨年の今日も書いた内容ですが、毎年この日にこのことを記すと決めているので今年も発信します。
今日6月25日はキング・オブ・ポップ
マイケル・ジャクソンの命日です。
早いもので、マイケルが天に帰ってから15年になりました。
「終わらないDの物語」は、今から5年前のマイケル没後10年にあたる2009年に書き上げ、東京目黒のライブハウスにて初演しました。
あれから5年ー。
異常気象、大災害、世界的な疫病騒ぎ、それに伴う人々の心の荒み。止むことなき戦争…等など。
生前マイケルが命がけで警告し続けていたことがまさに現実となっています。
劇中に何度か出てくる
「事実は嘘をつかない」というセリフがあります。
マイケル物語の依頼を受け、その取材のためにマイケル本人と直接会ったり話したり関わりのあった方々から貴重なお話を聞かせて頂きました。それらは正に「証言」とも言える内容ばかりでした。
そして、手渡された膨大な資料や記録を読み漁るうちに、世間一般で認識されているマイケル・ジャクソンのイメージとあまりにもかけ離れた「事実」たちに愕然とさせられたのでした。
それら事実を知れば知るほど、マイケルのことが本当に気の毒で、胸が締めつけられる思いと同時に激しい憤りを覚えました。
そして、創作ノートの一番目立つところへ大きくこう記しました。
「マイケルの汚名をそそぐ!」
エベレストの如くそびえ立つスーパースターの生涯を前にして一歩も進めない日々が続きました。
ファン目線ではなく、事実を忠実に積み重ねその生涯と人物像を描きつつ、劇として魅力のある作品に仕上げなくてはならない。
そのプレッシャーからなんども心が折れそうになりましたが、そのたびごとにマイケルの無念さに思いを馳せ、弱気な心を奮い立たせながら、どうにか登り切る事ができました。
2019年の初演から、各地各所にて再演を重ね今日に至ります。
「ずっとマイケルを誤解していました」「マイケルへの見方が変わった」
そういった感想が多い中、「でもマイケルは〇〇なんでしょ?」「美化し過ぎたファン目線からの物語」と言われることもいまだにあります。
そんな時、ボクは心の中でこうつぶやきます。
「事実は嘘をつかない。」
事程左様に、
一度植え付けられてしまったイメージや貼られてしまったレッテルを払拭し、真実に目を向けるということがどれほど困難なことか。
これはマイケルだけに限ったことではなく、私たちの日常にも言えることです。
悪意のある、または意図的な誤情報やデマ、誹謗中傷、利権目的の印象操作や誘導…等々。
自分の目や耳で確かめたものでないものを真実と思い込まされ、興味本位な噂をこそ信じようとする。
「真実とは所詮、真実と思いたいものに過ぎないのではないか」
藪の中、という小説にあった気がします。
それは人間が持つそもそもの習性や性(さが)と言えるものなのかもしれません。
しかし、
各メディアやマスコミからの情報だけを鵜呑みにし続けたあげく、
やがて無意識にそれらを自身の考えや意見のように錯覚し時に誰かを攻撃し、貶め、差別するなどの行動にでることはとても危険で愚かなことです。
マイケルはずっとそういったことにも警鐘を鳴らし続けてきました。そして自らもその最大の犠牲となった形でこの世を去りました。
数々の知られざる宝石のような功績と高邁な精神とその愛は無視されたまま…。
ボクたちチーム劇励は、今年は8月に宮崎県で「終わらないDの物語」を上演します。2年前惜しまれながらこの世を去ったMDP(マイケルダンスパフォーマー)Masakiの生まれ故郷、日向市で彼と再びコラボしてきます。
今回も
真実でも嘘でもない、
「事実」
をお伝えしにステージに臨みます。
8月の日向市でのLIVEを今年も
Masakiと、ファイブDの佐藤剛さんに捧げます。
愛してま〜〜〜すL
622イベントに
出演させて頂くことになりました。
全体を通してのナビゲーター役と、
第3部フィナーレの冒頭では、
ピアノ:及川久美子さん、
フルート:池田緋沙子さんと
ひとり芝居「劇励」コラボさせて頂きます。
チケットは下記四つの方法から!
https://forms.gle/MVxw41Wkzk6HTWqE8
または予約フォームQRコードより
一昨日29日、念願かなって
熊本のWING SCHOOLさんにお邪魔し、
教室で劇励を観てもらうことができました。
念願だったWING SCHOOLにお邪魔できて、LIVEで劇励を観てもらえて とっても幸せな一日でした。
そして、ご縁を繋いで下さった
※ウェブサイトより↓
「校長先生 善さんのごあいさつ」を
あまりに感動したので
紹介させていただきます!
「一人一人が自分らしく輝いて生きることができるあたたかくて笑顔あふれる幸せな世界。
そんな世界が、私の心でイメージする世界では、すでに実現しています。
そのイメージを現実化するため、私が大好きな教育の分野からうねりを起こしていきたいと願っています。
そして、その目指す社会の小宇宙としてWING SCHOOLという教育空間を創造しました。やがてWING SCHOOLが目指す社会を体感できる小宇宙となった時、このうねりは全国へ広がり、教育の枠を飛び越え大きな社会変革活動へと繋がっていくことでしょう。
これは私の天命であり、死ぬまで続ける活動だと感じています。
子ども達は、一人一人が「自分らしさ」という天才性を持つ存在です。野菜にたとえるならば、大根でも人参でも「自分らしさ」を100%持っています。畑が良ければ、自分らしくしっかり育ちます。同じように、子ども達もやりたい!にチャレンジできて、自分らしさを思いっきり発揮できる教育空間であれば、自分らしく輝きステキな個性を発揮できます。
さらに人間は、「自分で畑を選べる野菜だよ」ということも体感してほしいと思っています。自分らしく輝ける畑(環境)を選んでほしいです。小さい頃は親や先生など大人達が決めてきたかもしれないけど、年齢が上がるにつれて進路や仕事や住む場所や、いろんなことを自分で選んでいきます。自分らしく輝く道を選べるようになってほしいと思っています。
そして人間は、「自分で畑を創ることができる野菜」です。ここも違う、あそこも違う、と愚痴を言う暇があったら、小さくても自分らしく輝く畑を創ろうよ!それができるようになったら、もう怖いものなしです。そんな力をWING SCHOOLでつけてほしいと願っています。
残念ながら、水の中を泳ぎたい魚を陸にあげてしまったり、空を飛びたい鳥をカゴに閉じ込めたりしている教育空間が少なくないようです。その結果、約30万人もの小中学生の不登校を生んでいます。その子達は、水の中で勢いよく泳ぐ魚だったり、空を悠々と飛ぶ鳥かもしれません。自分に合わない空間で塞がれて生きるより、自分らしく輝ける教育空間を親子で見つけて、エネルギー値高く生きていければと願っています。
力をつけた人々は緑の芽となり、そんな人が広がれば、やがて春(一人一人が自分らしく輝く新たな時代)になると感じています。いずれ皆さんと一緒に、そんなステキな「春」を楽しめますように(^^)。」
校長 田上善浩
よ~くご覧ください。写真中央付近には
こんな立派な方がすっくと立っておられました。
こんなんあるぅ~!?
みなさん
きっとまた
会いまショー
愛してま~~~~~す🔥