一年前、非売品の古い近江都市地図を見たのでございます、、、
すると山梨子の有漏の宮が(有漏神社)妙に気になったのでございます、、、
調べて見ると堅田の漁民との深い関わりを知ったのでございます、、、
因みに有漏とは仏教用語で色んな欲望や迷いの心を持っている事です、、、
うろうろする(有漏有漏する)←迷ってる様の時に使います、、、
行きたい、行きたいと思いながらも1年が過ぎてしまいました、、、
3月、とうとう山梨子集落に来る事が出来ました、、、
古い地図上では山梨子から神社まで道が続いている様に思えましたが、、、
ところが、行って見ると大違いでございました、、、
山梨子漁港から歩く嵌めに陥りました、、、
湖岸から観る景色は、それはそれは美しゅうございました、、、
驚いたのは岸に何かの骨が散らばっていた事でございます、、、
暫くすると湖岸を歩いて行く事が出来ない箇所に当惑致しました、、、
仕方なく20m上の崖を歩く事になったのです、、、
地面は柔らかく落ち葉で滑り易くなっていました、、、
何度か足が落ち葉に持って行かれました、危険極まりない崖でした、、、
皆さんは決して行かないで下さいませ、、、
山梨子集落から歩いて30分程経った頃、、、
向こうに鳥居が観えて来たのでございます、、、
お天気の良い日を選んで正解でした、、、心地好い風が吹いていました、、、
そして、湖岸すぐ近くに、、、
有漏神社(有漏の宮)の鳥居が建って居りました、、、
創立年不詳、昔、湖上舟の神として鎮座され遠く堅田の漁民がこの地に
出漁する事が多く舟楫守護の神として崇敬していたのでございます、、、
昔、氏人の漁民達は舟を使って参拝したのでございます、、、
てっきり下から観た有漏神社は北の方向だと思ったのですが、、、
入り陽を見ると東でございました、、、
不思議と方向感覚がなくなる一帯でございました、、、
すると突然、足元に蛇がトグロを巻いていたのを見たのでございます、、、
いやぁ、驚きましたよ、有漏神社を護る蛇なのでしょうか、、、
私は恥ずかしながら、本能的に1メートルは飛び跳ねました、、、
少し寂しげな、マニアしか来ない様な有漏神社でございました、、、
不気味さは感じませんでした、春の陽が明るく射していたからでしょうね、、、
他にも山本山から峰を越えて来るルートも有るようですが、、、
危険ですから決して有漏神社には行かないで下さいませ、、、

山と湖に挟まれた20軒にも満たない様な、、、山梨子地区、、、
青空の下、、、               (草ボケ)
花たちが、、、
とても、、、
とても、、、

美しゅうございました、、。