鳥山明さんが亡くなった。まだ60代。お若い。

鳥山明JW説がまことしやかに流れていた頃、夫はジャンプを愛読していて

「あんな地位も名誉もあるひとが今更エホバの証人になるなんてありえない!」と鼻で笑っていた。

それから1ヶ月も経たないある日、夫が「これ見て!」と顔面蒼白でわたしに最新号のジャンプのページを開いて差し出した。

そこには、たった一ページに全員集合したドラゴンボールの登場人物たちが描かれ、

その下に「いままでありがとうございました 鳥山明」とあった。

「…あの話は本当、ってこと?」とふたりで顔を見合わせた。

一世を風靡した人物の去り方として驚くほどあっさりしていたことが

より鳥山明JW説を真実に見せた。

エホバの証人はこの世の地位や名誉などに価値をみてはならないからだ。

それから間も無く「鳥山明がゲーム制作で復帰した」という報道を観た。

エホバの証人をしながらこれはあり得ないので、

わたしたちに鳥山明JW説を話して来たひと(JW)に聞いてみた。

その時返って来たこたえは「この世の誘惑に勝てなくて、バプテスマは受けだんだけどすぐに辞めたんだって。本当にサタンは巧みだよね」だった。

これもまあアルアルではある。


聖書を知らないひとにはただの物語のドラゴンボールも

エホバの証人から観たらかなりヤバいストーリーだったので

「エホバの証人のこどもたちをエホバから引き離したい」というサタンの思惑ありきで見るとそう見えた。


不思議なはなしではあったけれど、わたしは「そういうこともあるかも」と、どちらかといえば鳥山明JW説は信じた。

わたしの知っているまともに話せるJW界隈ではあれは完全なデマだったとされているのだけれど、

それも「ほんとかな?」と思っている。


鳥山明さんの本当に近しいひとと出会うチャンスが欲しいな。今のところ、又聞きのはなしばかりで噂の範疇を出ないので。