あんまりテレビを観ない私ですが、いくつか好きで録画している番組があります。



その一つが、

『小さな村の物語 イタリア』



実はDVDも持ってるくらい、好き。






イタリアの小さな村に住んでいる人たちに密着して、その土地の文化や伝統とともに、その人たちの生きる哲学みたいなものを教えてくれる番組です。




私はもともと旅行でも都会に行くのがあんまり好きではなくて。




アメリカとか正直出張じゃないと行かないし、

(とか言ってサンクスギビング前後は買い物に行ったりしてたけど)

パリやらローマやらThe観光地な場所はご飯も観光客向けが多くてイマイチ満足できないし、一回行ったらもういいかなって思ってしまって。しかも、旅行に行ってまで日本語をあまり聞きたくないという理由で、ハワイとか日本人がよく行く旅行スポットには未だ行ったことがない始末です。




そんな私は昔から、ヨーロッパの小さな村を当てもなく車で周るという旅行をするのが大好きでした。




特に私の仕事の都合でセビーとヨーロッパにしばらく住んでいた時は、格安航空会社のeasyJetで色んなところに行きました。(セビーと行ってもつまらなかったので、友達とだけど笑)




フランスならブルゴーニュとかプロヴァンスとか、イタリアならキャンティ街道とか、あとバスク地方とか、色んな地方のとても小さな村をレンタカーでまわって。

行き当たりばったりで良さげなレストランを見つけてワインと美味しいご飯を堪能しました。

村に一つくらいしかバーやビストロがなくて、少し歩くとすぐ田園風景が広がる、みたいな村。




非日常の空間で美味しいもの食べて綺麗な空気を吸って、地元の人との出会いがあって、とてもとても癒された思い出がたくさんあります。




ヨーロッパでは他にも色んなところに行ったけど、また行きたいなと思うのはそういう小さな村ばかりです。




この『小さな村の物語 イタリア』という番組は、その時の気分を思い出せてくれる番組。








私って、なんでこんな都会で

せかせか働いてるんだろう。



こんなにマンションの価格も高くて



服も靴もバッグも、

年相応のちゃんとした物を持たないと


とか



顧客に信頼されるプロフェッショナルに見えるためには、見た目もいつも洗練されてなきゃ



とか。




お金を稼いで

消費して

の繰り返しで

自分まで消費されてる気分になる。





働いても働いても、

お金を稼いでも稼いでも、

完全には満たされない感じ?




何のために生きてるんだろう






この小さな村の物語という番組を見ていると、

田舎に住んで、愛する人と早く結婚して子どもを産んで、こじんまりとした生活の中で自分の生きがいを追求する




みたいな、そんな生き方もあったんじゃないかな、と思わされます。





多分ない物ねだりだし、

田舎暮らしは田舎暮らしで辛いこともあるんだろうけど



でもこの地価が高すぎる東京にそれほど魅力はないよなぁ。



少なくとも私の会社はコロナ終息後もリモートワークが主流でいくと言っているし。

夫の会社がどうなるかにもよるけどもやもやもやもや




緑溢れる、子どもが駆け回れる場所で

子育てしたいなぁ

なんて思ってしまいます。