おはようございます。
かっつんです。
インドで『神聖な動物』は、何だと思いますか
その動物は『牛』です
と言っても、すべてのインド人が「牛」を神聖な動物だと思ってはいません。
「牛」が神聖な動物だと思っているのは「ヒンズー教徒」の人たちです
「ヒンズー教」は多神教で、多くの神様がいます。
「シヴァ神」は「ヒンズー教」の最高神で、
破壊の象徴の「荒ぶる神」として
知られています。
また、破壊は再生の大前提として重要視されています。
その「シヴァ神」が乗っていた動物が「牛」だったので、
「牛」が「ヒンズー教徒」にとって神聖な動物だとされています
また「シヴァ神」は「ガネーシャ」の父親でもあります。
少し前にミリオンセラーになった「夢をかなえるゾウ」に「ガネーシャ」
は出てくるので読んだ方はご存じだと思います(ドラマでも放送されましたね)。
ということで、「ヒンズー教徒」にとって「牛」は神聖な動物です
「ヒンズー教」は、多くのインド人が信仰している宗教です。
信仰心も熱く、家庭や車や仕事先にも「ヒンズー教の神様」の写真や
神棚のようなものを飾っている人が多いです。
また「ヒンズー教」は、「インドの人口の約80パーセントの人」
が信仰してます。
他の宗教を信仰していなければ、基本的にインドで生まれる人は
「ヒンズー教徒」になるそうです
このように信仰心も熱く、神聖な動物「牛」なので、「牛」にとっては
楽園だと思います
では、「牛」がどのような生活をしているかというと、一言でいえば
「自由な生き物」です
道路で車が来ようが平気で道を横断する。
中央分離帯に軍団でたむろする。
いろんなところに、糞が落ちている……。
まだまだいろんなことがありますが、とにかく「牛」は自由に生きています。
「おばあちゃん」が横を向いている隙に
「牛」が売り物の野菜を食べていました。
そして「牛」は、気がついた「おばあちゃん」
に「ビーチサンダル」で頭を殴られ、
殴られながらも野菜を食べていました。
また、「ビーチリゾート」で有名な「ゴア」
では、「牛」がビーチを歩いていたり
夕方になると夕涼みに来ていました
日本人の私から見ると「牛」の行動は、ときには「傍若無人な生き物」として
見えるときもありますが、インド人にとって「牛」は生活の一部であり、
そんなインドで生活して「牛」を身近に感じてると、いつのまにか「牛のような人」
として、なんだか「人間」のように感じてしまいました
とっても愛嬌があり、自由に生きている「牛」を見て「ああいう生き方もおもしろい」
と思ったのは私だけでしょうか……